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不倫実話 社内不倫からはじまり泥沼化!繰り返した不倫は11年間。不倫の代償は、11年間の時間と今現在も。

不倫
Anemone123 / Pixabay
この記事は約104分で読めます。

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今日は私の不倫経験のすべてをお話したいと思います。

これを書き綴るのにものすごい時間がかかりましたが、不倫に悩む方の参考になればと執筆しております。

 

全部で5万文字ほどありますので、長編ブログとなります。

マークでもしていただいて、ちょいちょい読み進めていただきたいと思います。

上のほうに↑「104分で読めます」と書いてありますが、もうちょっと少ないかと思います。

はじめて不倫の関係に陥ってしまったことが、今後の人生を辛くしてきたはじまりだったように思います。

身近に潜む「不倫」のはじまり。

思いもよらぬところに潜んでいるものだと思います。

 



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  1. 最初の不倫は結婚して半年後の社内不倫でした。
  2. 入籍半年で不倫と同時に、引っ越しの荷物整理により夫への不信感と離婚。
  3. 2回目は社内不倫のW不倫。自身の離婚とうつ病発症が重なりリストカットをはじめてしまうという最悪の事態。
    1. 不倫相手がさらに他の人と浮気!?
    2. 不倫相手が私のアパートで自殺未遂事件!
    3. 社内不倫 W不倫から始まった不倫は終わりを迎え、私は仕事を失い実家へ。
    4. 2回目の不倫相手は別れたあとも1年メール交換が続きました。
  4. 不倫していた罰でも受けるように恋愛さえもダメ男をつかまされる。
  5. 3回目の不倫はほぼ強制的な流れ。妻子ありの相手で挙句には妊娠。
    1. 不倫相手の母親からお金が入った封書が届けられ、中絶手術をお願いされる。
  6. 出逢った男は「借金踏み倒し男!」はたまた不倫の罪を背負うようにして恋愛さえもダメ男ばかりに当たる。
    1. ダメ男との関係を断ち切るため、婚活パーティーに参加!誰かと出逢っちゃえ!作戦。
  7. 4回目の不倫が最後。妻子ある派遣先の上司で、不倫と言う定義にあてはめないで関係を持とうとするズルい人に苦戦。
  8. のちに再婚相手となる人と付き合うようになり最後の不倫が終わるのですが、最後の最後までダメ男をつかまされる。
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最初の不倫は結婚して半年後の社内不倫でした。

Free-Photos / Pixabay

当時22歳で結婚した私は、夫の転職の関係で住んでいた関東圏を離れることになりました。

場所は単純に夫の転職先の土地で、知り合いも誰もいない夫婦二人だけの新生活のはじまりです。

引っ越しをして、荷物整理が完了するまで私はひたすら家を片付けました。

 

見知らぬ土地で一人で家にいると、夫の帰りが待ち遠しく、夫に依存しやすくなっているような気がしていました。

部屋の片づけが終わったので、いよいよ仕事を探さなければならない状態となります。

結婚しているとはいえ、私たち夫婦は財布が別で、一緒にするつもりもありませんでした。

 

と言うのも、夫は子供を望まないタイプで家庭的でもありません。

結婚した理由は、単に私が17歳から付き合っているのにいい加減どうするつもりなんだ?と言う私の親からの“あおり”が入ったから。

と言ったところだと思います。

 

お互いの生活費はお互い自分で稼ぐと言う雰囲気だったので、私はとっとと仕事を探す必要がありました。

引っ越しのためにお互い50万円ずつ出していましたから、すっかり貯金はなくなりました。

すこし助けて欲しいようなことを夫に言うと、「働かざるもの食うべからず」と言われたのをよく覚えています。

 

今思うと、この言葉、すごくすごく、傷ついています。

私の摂食障害のはじまりはこの言葉からでした。

またいつか、この件を記事で触れたいと思いますが、まずはさておき。

 

派遣会社からの紹介で、引っ越ししてから半年後には仕事にありついていました。

しかも大手ですごい社員数。

ワンフロアにたくさんの派遣スタッフが働いていました。

 

知らない土地での仕事。

今までずっと家に一人でいたことが影響してか、夫に依存しがちな私がいました。

「ジャンヌちゃんって言うんだって?今日、飲み行かない?」

 

なんて、明るく誘ってくれる人もいましたが、「夫のご飯の用意もあるので」と、何かと夫がいることをアピールしていました。

その心理は、「結婚しているから、ほっといて」ということです。

 

そのせいか、いつの間にかこんなうわさがたっていました。

“若くて結婚しているからって、生意気。調子に乗ってる”って・・・。

新しい派遣の人が来たんだってー!と、お昼には先輩たちが私の席を用意して会議室で一緒にお弁当を食べてくれる日々もすぐに終わりました。

 

「私、また“いじめ”られるんだろうな。

高校生の時だって、いじめられてたし、慣れてるから別にいいよ。」

こんなぐらいの気持ちでいました。

見たからにおかしな風景で、私がグループから除外されているような雰囲気が目立つ中で、「別にいいよ。別にいいよ。」と、悲しいとも寂しいとも思わずに一人で行動するようになります。

すると、とある日。

同じ派遣の人で担当は違うけど同じグループで仕事をしている12歳年上の男性に声をかけられます。

 

「おまえ、いっつも一人だけど、どうしたんだ?女の子だからなんかあったんだろう?」って。

私はこう言います。

「なんかあったのかわからないけど、私は一人が好きだからいいんですよ。」

すると派遣の男性はこう言います。

 

「みんなで一緒にご飯食べたりする方が楽しいだろ?外仕事だからあまり一緒になれないけど、今日は俺と一緒に食べるか?」

と言う誘い。

随分と大胆な男だなぁと思いました。

 

だって、私既婚者ですもの。

新婚ほやほやで新妻。

「変なうわさでも立てられたら迷惑でしょう」と、先輩とは言えお断りしました。

 

ここらへんで12歳年上の先輩派遣男性を「タイジ」と言うニックネームで表現します。

そして数日すると、またタイジから声をかけられました。

 

「おまえが除外されてるような雰囲気だから、何かあったのか?と〇〇さんに聞いてみたんだけど、おまえ可哀想だな。なんもやってねぇんだな。」って、言うんです。

 

は?

ですよね。

どうやらダイレクトにいじめてるように見える女性に私をいじめてるのか?と聞いたようなんですよ。

 

笑っちゃいますよね。

理由はこんなことを話していたそうです。

とある日、会社の飲み会で「派遣スタッフで可愛い子投票」って言うのを男性社員がおふざけでやったと。

 

投票箱を作って名前を書いて箱に入れ、集計した結果、この私「ジャンヌ」の名が多数だったとのこと。

その結果で盛り上がっている男子が次の日、会社でそのことを女子たちに話すと、おもしろくないと思った女子が現れた!と言うわけなのだそうです。

「結婚しているくせに男に媚び売ってる女」=私「ジャンヌ」

 

私はタイジに同情されました。

でも、理由を聞いて笑ってしまっている私ですから、深刻じゃなかったし、「別にいいよ」と言う気持ちは変わらずでした。

タイジには私の生い立ちを話しました。

 

高校時代からいじめられていて、「ネットの世界で生きる」と言う私の生き方をしているから、私は寂しくないと言うお話を。

するとタイジは、だんだん私にしつこくつきまとうようになります。

 

なぜなんだろう・・・。

それは、「恋心」と言うこと。

タイジは私「ジャンヌ」に惹かれてしまったと、辛い気持ちを伝えてきました。

 

これが、私の「不倫」のはじまりでした。

「既婚者であることはわかっている。俺も昔、不倫の仲になってしまった女性がいた。だけど絶対に自分のものにはならなくてただ辛い思いをしたことがある。だからもう同じことはしたくない。」

タイジはそう言っていました。

 

私もそのつもりで、タイジとは次第にプライベートでも遊びに行く程の仲良しになります。

 

とある日。

「不倫」は、弱った心に入り込みます。

タイジとますます仲良しになったことを察知した社内の女子たちは、ますます私に嫉妬し、どんどん私のことを追い込んできます。

 

「おまえ、大丈夫なのか?」と、二人きりの車内でタイジに声をかけられると、私の心は崩れていきました。

 

“本当は辛い”

 

そんな顔を見せた瞬間、魔物が魔界から飛び出してきました。

タイジに抱きしめられて、ホッとしてしまった自分がいる・・・。

タイジは私にとって魔界から飛び出してきた魔物です。

 

「不倫」は辞書でひくとこんな意味ですね。

“人が踏み行うべき道からはずれること。特に、配偶者でない者との男女関係。”

 

魔物によって心を支配されてしまった私は、「不倫」と言う世界に足を踏み入れてしまったような感覚でした。

ささいなきっかけから起きる一瞬の出来事は、身近に潜んでいると思います。

ネットの世界で生きる私にはたくさんの人と出会うことができる。

 

だから、寂しさはない。

と、強がって生きてたの?

違う、そんなわけない。

私は強い。

 

だけど、支えてくれる心が現れたら(タイジ)、なんだかとっても楽できそう・・・。

救われた気がしました。

強がっていた心が悲鳴をあげていて、飛びついてしまったような感じなのでしょう。

 

カラオケに行ったり、ご飯を食べに行ったり、仕事が終わってから車の中でそのまま話をしていたり。

そして男女の関係にも発展し、より一層関係が深まるような出来事が起きます。

と言うのも、私の旦那との関係がきっかけでした。

 

22歳で結婚した私ですが、実は入籍前に夫となる人の子を妊娠していて、中絶手術を受けている経緯があります。

結婚したのにどういうこと?

疑問ですよね。

 

高校生の時にネットで知り合った旦那とは、お互い「子供は欲しくない」と言う気持ちが一致していました。

私も当時は子供に苦手意識があり、結婚願望もありませんでしたから。

長く付き合っていることもあり、お互いの親の目もあって婚約することにしていた私たち夫婦。

 

入籍の予定が3月末ぐらいだったのに対し、その数か月前に私の妊娠が発覚したというわけなのです。

タイミング的には最悪の状態です。

子どもを望まない二人でしたが、私の心は気が付くと母になっていました。

 

辛いつわりに襲われ、どんどんお母さんの体つきになっていくと、子供が欲しくないと思っていた自分が嘘のように思えました。

そのことを夫となる彼に伝えると、産んでほしくないと言われます。

「子供は計画していることじゃなかったし、これから転職して新しい土地に引っ越し新生活がはじまるという時に生活がままなるのかもわからないんだよ!養っていく自信がないからジャンヌが自分で稼げるなら・・・。」と言うような話をされました。

 

でも私はこういうようなことを言い返しました。

「私の母に、いざこの子に何かあっても責任とってもらえるね?」と言われた時、返事したじゃない?」

すると夫となる彼は、「だけど今この状況で子供を育てていけるような経済力があるかわからない予測していない事態だから、申し訳ないけど・・・。」と。

 

そんなことがあった私は、その罪の意識がめきめきと芽生えているところで、一人泣くようになりました。

自分の責任でしたことだし、相手の説得に了承したということになるのだから、自分が悪い・・・。

自分を責めるようになっていました。

 

そして新婚だと言うのに、夜の夫婦生活というのがどうやら妊娠する可能性が低い時期を狙っているようでした。

これは結構悲しいことで、子供は欲しくないと出会った頃は言っていたかも知れないけど、私はどこかで、そうこう言っても結婚したら子供が産まれて家族が増えることを想像していたのです。

それもあって、気づいたら旦那に対して「人として信用している」という言う気持ちが持てなくなってしまっていたのです。

入籍半年で不倫と同時に、引っ越しの荷物整理により夫への不信感と離婚。

Tumisu / Pixabay

おまけに少し脱線しますが、こんなエピソードもあります。

私たち夫婦が新しい土地に引っ越しをしてきて、1カ月ぐらいはとにかくいっぱいの荷物の整理で私が家にいたときのことです。

押し入れに詰まった段ボールを開封して生活に必要なものとしまい込んでいていいものを仕分けしていると、旦那の持ち物からアルバム等が出てきました。

 

お?自分の過去の写真なんて全然見せてくれない人だから見ちゃおうっと!

こう思った私は、見ない方が良いものを見てしまいます。

よくある話だとは思いますが、前の彼女の写真が出てきた上に、彼女の寝顔の写真まで。

 

旦那が初めての彼だった私にとって、前の人の写真って言うのが存在しなくて、なんだかすごいジェラシーでした。

見たくないものを見たいなぁとそれだけで終われば良かったのですが、何やら怪しい本が出てきます。

題名は覚えていませんが、「人の殺し方」みたいな本で、中をみてみると髪の毛の束が出てきたのです。

 

一瞬で夫が恐ろしくなって、一瞬で結婚しなきゃ良かったと思った瞬間でした。

それから夫に対してどんどん不信感が・・・。

まだ何か隠しているに違いない。

 

そう思った私は、寝ている夫にバレぬよう財布の中身も確認してみることにしました。

「就職したら毎月〇万円送ること」

そんなような仕送りを命じる文字が書いてあるメモ書きのような紙が大切そうにしまわれていて、何やら聞いていた昔の彼女の名前がサインしてありました。

 

前の彼女には突然ふられてしまい、理由は「すごく傷つけられたから」と言われたと言っていたのですが、まだ未練があるのか大事にしまっている!?

私は彼女にふられたから代わりの人間!?

そう一瞬で想像して、一気に私の精神が崩壊していくのがわかりました。

 

新婚早々旦那を信用できないと言う最悪の事態でした。

そんなエピソードがあり、そのせいかわからないのですが、なぜだかタイジとの関係に罪悪感がないことに気が付きました。

恐ろしいことですが、すごく気持ちがドライになっている自分に気が付きました。

 

旦那とは結婚前から信頼関係の崩壊がはじまっていた・・・と言うところなのでしょうか。

じゃあどうしてそのまま結婚することにしたのか?という疑問がわきますよね。

今でもよくわかりませんが・・・、婚約している状態で新居に引っ越すことも決まっていて言い出しにくいとか見栄だとか、そんな気持ちだったのかも知れません。

 

これは、人生でワースト3に入るぐらい後悔しています。

今思えば、うつからの依存心かなと。

 

そして結婚前の大きな出来事をタイジに話すと、とても可哀想に思ってくれていました。

自分だったらそんなことはさせないとか、今すぐに結婚出来るものなら俺の方は準備が整っているし、貯金だってある!と、金額まで言われたりしてちょっと笑ってしまいました。

 

だって、不倫するような女と結婚したいの?って思いますもの。

そして2年近くは経過した頃だったと思います。

当時私は、Janne Da Arc と言うバンドが大好きでこんな歌が発売された時にドキっと考えさせられるものがありました。

 

この記事を書いているのが令和元年なのですが、ちょうど解散してしまってちょっとざわざわしているところのバンドです。

著作権の関係もあると思うので全部ずらずらと書くわけにいきませんから、詳しくは自分でどこか歌詞のサイトでも調べて下さいね。

 

「ROMANCE」作詞作曲

Janne Da Arc YASU ※歌詞引用

(中間省略)

「未来のない関係には 終わりはない・・・だって始まってもないから」

 

この曲を何度も何度も聞きました。

今不倫に悩む方はちょっと古いCDになりますが、是非聞いてみて下さいね。

そう、この関係はお互い利用しあっているだけなんだから。

 

お互い「ごっこ(まねごと)」の世界で生きているだけで未来がない。

現実に戻らなくてはならない時に確実に辛くなる。

そう感じました。

 

タイジにこの歌の歌詞の事を話しました。

この歌はどうやら二股をかける男性側の歌なのですが、私たちの状況に重なりました。

「私たちの関係は、こんな感じなのかな?都合よい関係なのかな?」

 

タイジは言います。

「・・・未来のない関係か・・・。」

そしてこの不倫はタイジが終わらせました。

 

言い分はこんな感じです。

前に、既婚女性と関係を持って本当に結婚したいと思ったことがある。

相手もその気だったけど、子どもも不倫相手である俺になついてくれてたけど、寸前になって旦那とよりを戻すことになってしまった。

 

結局は家族としての情や子供の問題があって、家庭は捨てられないと言うことに気が付いて苦しむことになった時、現実をみたらお互いに身を引くことしかできないことはわかってる。

これから本当にもし俺のことを考えてくれたとしても、いざと言う時めちゃくちゃジャンヌも俺も苦しむと思う。

 

俺は来週友達の結婚式があるんだけど、二次会でちゃんと相手を探すから。

俺の友達がおまえもそろそろ彼女作れよってたくさん女の子呼んでくれてるらしいんだ・・・。

だから、ジャンヌはどうしても俺が良くなった時に戻ってきてくれ!

 

そんなようなことを言われ、私のはじめての不倫の関係は終わりました。

だけどふと思ったことがあります。

タイジはそんなに辛い思いをしても、また不倫になってしまう相手に惹かれてしまったんだと言うことを。

 

それから、会社では普通に明るくふるまってくれているタイジ。

私も変に気づかれるといけないので普段通りにしていました。

でも帰り道は普段通りとはいきませんでした。

 

毎日車で話して帰ったりカラオケ行ったりして、ほとんど道草をしてから帰宅していた私が急に早く帰るわけにはいかず、むりやりどこかに寄ってから帰るようになりました。

旦那はエンジニアをしていて、開発がはじまると長期にわたって帰宅が午前様と言う生活になるのですが、開発がないと定時で帰ってくるような仕事。

普段通り遊んで帰ってこなければ怪しまれると思い、まっすぐに家に帰ることができなくなっていました。

 

そう思うと、自分が不倫していない時に都合よく帰る家があるだなんて、やっぱり不倫している私って最低だって思いました。

だけど終わったという安心感。

そのいっぽうで、ぽっかりと穴が開いたような心。

これが悪循環のはじまりでした。

 

元々不倫という行動が日常に入り込んできたというのに、いざなくなってしまうとその穴が不自然に思えてしまう。

 

私のモットーは、

今以上を見なければ、今がそれ以下だと言うことに気が付かない。”

 

ですが、今以上を見てしまったようでした。

 

2回目は社内不倫のW不倫。自身の離婚とうつ病発症が重なりリストカットをはじめてしまうという最悪の事態。

jarmoluk / Pixabay

そしてまた次の不倫がはじまってしまうのはそう遅くはありませんでした。

私が最初に不倫を経験して、相手から終わりを告げられてから結構すぐの事。

勤務先の飲み会は基本お断りしているのですが、人事で結構たくさんの人の動きがあって大きめの歓送迎会が行われると言うことになり、やむを得ず出席することになりました。

 

会社でも一匹狼的な私なので、飲みの会場まで一人で向かっていると、社内の男性に声をかけられました。

あれ?他の女性陣と一緒じゃないんですか?会場わかります?

その人は毎週月曜日の午前中までは社内にいますが、金曜日の夕方まで戻ってこないという出張組の人たちの一人でした。

 

顔はお見掛けしていたけどお話したことがなくて、直接業務にかかわりがないのでどんな人物かは知りませんが、会場も地図だけ持たされていて詳しくわからなかったので一緒に歩くことになりました。

歩いている時、彼はこんなようなことを言ってきました。

ジャンヌさんはいつも一人に見えるけど、仲いい子とかいないんですか?

 

すごくタイジ(1回目の不倫相手)と仲良さそうだからてっきり今日も一緒かと思ったんですけど・・・?

私は仲良しはいないし女子はめんどくさいからタイジとつるんでるけど、タイジは今日仲間と先に現地に向かい、私は仕事の関係で会社を少し遅く出てきたから・・・。

なんて適当な理由をつけていました。

 

ここでその彼のことをこう表現するとします。

彼の名前は ”ヒロ”

 

ヒロは私の2つ年上で、普段は出張で1週間ぜんぜん社内にいないから実は私とお話してみたかったけどチャンスがなかったと、何やら喜んでいるようでした。

ヒロに対する私の印象は、私なんかには手が届かないようなイケメンでしたが、だからって憧れているわけでもなんでもないと言う特に何の感情もない相手でした。

そして会場につくと、道中話していたお酒が苦手な私のために良かれと思ってか隣に座るよう指示をしてきました。

 

と言うのも、乾杯の時なんかにつがれてしまったビールを苦手な私に代わって自分が飲んであげるというもの。

まあ、悪くない話なのでそのようにさせてもらうと、つまらない会がはじまっていきました。

最初のご挨拶が終わればみんなそれぞれ話したいところにお邪魔してワイワイガヤガヤ。

 

予約している時間が迫ってくると、解散して2次会に行くメンバーを集うことはわかっていたので「旦那が迎えに来ている」なんて言い訳をして会場を出てきた私。

するとヒロが後をついてきます。

「駅前まで戻るのに女性一人だと危ないから見送りますよ!」と。

 

1回目の不倫を経験している私はどうも嫌な予感がしていたので、本当にすぐ近くまで旦那が来ているから遠慮して欲しいと言います。

ヒロは、見送れるところまで送ったら僕は戻るからとギリギリのところまで来てくれました。

もうここでいいと伝えると、ヒロは連絡先を教えて欲しいと言ってきたので教えました。

 

まあ、断ることも出来たのかも知れませんが、「私を狙っているに違いない!」なんて変に調子にのった気持ちもおかしなものだなぁと思い・・・。

本当は旦那が迎えになんて来ていないのに、そこでさようならしました。

 

私も嘘つきになりましたね。

それからヒロはガンガンメールをしてくるわけでもなく、月曜日の午前中に「この前はどうも!」的な会釈を交わしたり、金曜日の夕方に戻れば「お疲れ様です!」と声をかける程度。

そしていつかの1週間ぐらいの間、ヒロがどうやら会社を休んでいました。

 

どうしたんだろうと言うより、そこまで詮索しあう仲じゃないから全く気にしていなかったのですが、とある月曜日の朝のことです。

出張組のみなさんが朝事務所に入ってくると、ヒロも一緒で私にアイコンタクトをしてきます。

なに?久しぶりにおはよう!の意味?

 

そう思うと、ヒロは左薬指を私にかかげてきました。

そう、彼はどうやら新婚旅行で1週間お休みしていたようだったのです。

私はそこまで話す仲じゃなかったし、「あ、そうだったんだ!婚約してたんだ!」って言う程度で、そんなに驚きもしませんでした。

 

だって、イケメンですもの。

結婚しててもおかしくないルックスだと思いましたし、優しくて素敵な声で彼女がいないわけもないと思っていましたから・・・。

 

私の席にこそっと来ると、

「新婚旅行でハワイに行ってました。お土産あとでみんなに配るので食べて下さいね。」

と、わざわざ私のような事務方の席の島にくると目立つというのに、作業服を着たヒロは言いにきたのです。

周りの女性の目が気になるところです。

 

こういうことってありませんか?

社内でイケメンという立ち位置の人が自分に近寄ると、周りの女子がジェラシーを起こすみたいなこと・・・(笑)

そして毎週月曜日の午前中挨拶を交わし、金曜日の夕方戻りには「おかえりなさい」と言う声をかけるような仲になった頃、既婚者同士で飲みに行かないか?と誘われます。

 

私は新婚の先輩として、「はいはい、奥さんとのはじめての暮らしでどうのこうのなんか相談があるのね?私が聞いて差し上げましょう!」と、すっかり先輩気どり。

ヒロ行きつけの居酒屋に行き、私は新婚のヒロの話を聞きます。

奥さんとの馴れ初めとか、早くも新婚でマンションを購入した話など興味津々です。

 

一方でうちはと言うと、アパートで新婚生活のために買った家具なんてカラーボックスぐらい。

めっちゃケチな旦那で引っ越し費用も半々だったし節約しなきゃ、財布は別だから私ばかり生活苦しいし、うちは大変よ!

なんて話で盛り上がります。

 

私は正直に素直に、

「既婚同士で家の話をしたり聞いたりするのも楽しいものだな!」

と、今後もヒロとこんな話が出来るんじゃないかと思うとワクワクしてきたところでした。

 

そろそろ家に帰らないことには遅くなりすぎてもいけないしと言う時間になると、彼はすごくすごく言葉を詰まらせて何かを言いたそうでした。

あまりにじれったい感じなので、なんなの?この人!と思ったものの、「またね!」とそれぞれ帰ることに。

そしてまた1週、2週と経過していくと、また久しぶりに飲みに行きませんか?と、誘われます。

 

今度ははたまたヒロ行きつけのショットバーでした。

前に二人で会った時より明らかに私の目をすごく見ているような気はしましたが、勝手な勘違いをしている女なんてことになったら恥ずかしいので普段通りにお話をして過ごすと、ついにヒロから禁断の言葉が出てきます。

 

”ジャンヌちゃんともっと前に出逢いたかった。

2年前から好きでした。”

 

めちゃくちゃ驚きました。

まず、こんなイケメンが私に好意があるのが不思議な話。

そして何より、2年前からだってぇぇぇ!!!???

 

そう、はじめての不倫であるタイジとの関係が始まったのが、私が新婚ではじめての職場であるここにきて半年もしない時の事。

つまりは新婚で半年もしないうちに不倫をしたという事になるのですが、その間もヒロは私の存在を知っていて、何やらタイジと仲が良さそうだと遠くから見ていたようなんです。

そこから2年近くが経過して、やっと、ジャンヌちゃんとこんなふうにお話できる仲になることが出来たと告白されたのです。

 

でも、はい?って話ですよね。

当然、色々と疑問な話なのでヒロに聞きます。

約2年前ぐらいに、私が派遣スタッフとして新しく入りましたと言うご挨拶をフロア全体でした時に、一目ぼれをしたと言うのです。

 

理由は単純に、好みのタイプだったからだと。

よく、芸能人で言う〇〇みたいな女優さんがタイプですとか言いますが、ヒロの場合はそれが特になくて、「この人だ!」っていうのが私だったらしいのです。

だけど、左薬指には指輪があって、若いけど結婚しているんだという事が社内でも噂になっていたため、ヒロは憧れの人として私を見ていただけで何かしようだなんて思っていなかったそうです。

 

そうこうしているうちに何やらタイジ(1回目の不倫相手)と仲よしで、余計近寄りがたい存在になってしまっていたと。

それはじゃあ「そうだったのね」と言う話にして、だいたいにしてあなた「新婚でしょ!」と言うところに目を向けます。

ヒロは、私を知ってからも長らく交際していた彼女と結婚することになったけど、それは相手の親が強引に結婚に話を運ぼうとしたからだと言います。

 

そして、シングルマザーで生活が決して楽ではない家で育ったヒロは親に楽をさせてあげようと思い、資産家の娘である彼女と結婚することにすればよいと思ったそうです。

実際にヒロは彼女の親に、後継者である長男が家に寄り付かないから、ヒロに引き継いであげてもいいと思っていると言われ、逆「玉の輿」に乗ってやろうと言うのが正直なところだったと。

つまり、自分が本心で臨む結婚ではなかったために、いざジャンヌちゃんが手に届きそうな場所にいると我慢ができなくなってしまっていると言う気持ちを、伝えられました。

 

なんだかその話を聞いて、他人ごとではありませんでした。

私の結婚も、本心で臨むものではなかったためです。

この記事で触れた内容になりますが、私は結婚直前に夫となる人の子供を中絶手術していることが引き金になり、信頼関係が崩壊しています。

 

一方、ヒロは結婚式の日に起きたそうです。

と言うのも、お祝い金の袋を開封し、金額を集計する作業をしている嫁家族のもとへ行き、「僕も手伝いますね」と手を出すと、「うちのお金だから手を出さないで頂戴!」と、嫁の母に言われたところからです。

それがショックだったようでした。

 

確かに事実、ハワイでの結婚式の費用は嫁さん側のおばあちゃんが資金を全額援助してくれたそうで、貯金も何もなかったヒロはお言葉に甘えてお金は出していないそうでした。

結婚すると言う話にしてからは嫁さんの実家の近くの新築マンションの購入をすすめられ、頭金を援助してもらいマンションのローンも抱えてることになったヒロ。

全部相手の親御さんのいいなりになってきて、人を泥棒扱いするような言葉を言うだなんて・・・と言う気持ちがこみ上げたそうですが、私からすれば「玉の輿」を考えて結婚しているヒロにだって問題があるように思いました。

 

それは自分の過去と重ねて・・・と言う意味です。

だけど、同じような失敗をしてしまったヒロを、突き返すこともできない私がいました。

ヒロが言うには、夢みたいな時間を過ごせるだけでいいから、たまにお酒のみに行ったりできるといいなと。

 

だけど不倫の関係の経験がある私は、男女と言うのはそれだけで終わらないという傾向があると見抜いていました。

かたくなに「それなら余計に近寄らない方がいい」と、ヒロを説得します。

じゃあ1回だけ、朝からデートしていい思い出にさせて欲しいと言う申し出があり、ヒロのデートごっこに付き合います。

 

その日ヒロはずいぶんおめかしをしてきていて、レンタカーで近隣の街へドライブに行ったり食事をしたりと、本当にデートそのものでした。

最後に、もう解散の時間が迫るとヒロは言いにくそうに言いました。

「一度でいいから抱きしめてみたかった。抱きしめさせてくれるだけでいい。」と、ホテルに導きました。

 

一瞬で私は、

 

「おまえもか!がっかりだ」

そう思いましたが、なんだか混乱している気持ちがあり流れに身をまかせてしまいます。

どうしよう・・・私を好いてくれる人にたびたび好意を寄せてしまう。

 

私も気づけばヒロのことが好きだと言う感情が芽生えていたように思います。

これぞW不倫ということになってしまう。

本当に抱きしめるだけで「ありがとう」と言って帰ってくれたヒロでした。

 

私は絶対にもうこんなことはしちゃいけないと、強く言いました。

心で、2回目の不倫は絶対にはじめちゃいけない!

そう思っていた時に、実はこの頃になると私は旦那とずっと離婚話をしていたのです。

 

いつからと言うと、タイジ(はじめての不倫)との関係が終わって家に戻る時間が早くなったあたりからです。

旦那にはもちろん、不倫のことは言えません。

とてもずるいことなのですが、言えませんでした。

 

そして、不倫したから別れたいという事でもなく、「不倫できてしまった自分は、旦那に愛情がない」という判断をしたからでした。

 

理由はこんなところです。

「結婚前から信頼が崩れてしまっているのか、子供のことすごく後悔している。かといってあなたは子供を望まないから、このまま二人でギクシャクしながら暮らしていてもやり直しがきかない。罪の十字架を背負いながら、自分の中ではもう結婚生活は続けていけないと思っているから、離婚したい。

 

それと言いにくいんだけど、引っ越してすぐにあなたの荷物から見た。彼女からのメモを大事に持っていることは知っているし、不気味な髪の毛の束も気持ち悪くて。」

そして、旦那には直接なんていったか覚えていないのですが、あきらかに体の具合がおかしくなっていました。

 

食べ物を受けつけなくなり、唾液を吐き出しているような状態の嘔吐。

涙が止まらなくてとにかく泣き続けてしまう日がある。

私はこの人と一緒にいたら、精神病になってしまうんじゃないかと言う身の危険を感じていました。

 

いや、すでにうつには発症していた気がします。

 

そして、別れたくない旦那はこんなような言い分。

「ジャンヌだって同意の事だったはずなのに、なぜそれを理由にされなきゃいけない?

俺はこれからも子供は望まないから、これ以上ジャンヌを傷つけないように手を出していないから、これで罪を償っているつもりだし、愛情をもって接しているつもり。

 

犬でも飼って二人で暮らしていこうよ?

それに写真のことは過去の思い出をとっておいて何が悪い!絶対に捨てない。

髪の毛の束については図書館から借りた本にそんなものがはさまっていて俺も図書館に返すのを忘れたまま持ってきてしまったから、捨てるに捨てられなくなっただけで、俺も髪の毛の束の正体は知らないから気持ち悪いと思っていたんだ。

 

「俺は離婚はしたくない!」

そんなような言い分でした。

 

そして私たち夫婦は、すっかり新婚からいわゆる夫婦関係がなしになっていました。

それは旦那にとって私を守ることだったと主張していましたが、私からすれば「そこまでして子供が欲しくないか」と呆れる行動でした。

 

その内容で議論すること2年近くが経過していたと思います。

髪の毛の束のことは本当だったとしても、「夫を信用する」と言う気持ちが薄れている私には信じる気持ちが1%も芽生えませんでした。

次第に離婚騒動のことは旦那のご両親の耳にも入り、ファックスで手紙を毎日送ってくることがあった時には恐ろしくなりました。

 

「結婚とは責任を持つと言うことです。私の息子と結婚をしているのだから、ジャンヌちゃんは責任を果たして下さい。」

そんなような内容で、頭がおかしくなりそうでした。

日常の生活の中でも、ちょくちょく体調不良に陥りやすくて、この人と暮らすってこと自体に限界があると感じていたのです。

 

だけど、離婚したくない夫は必死に私を食い止めようと私の望むこと全て快く承諾してくれていました。

だからこそ、こうやって自由に遊びに出かけたり夜家にいないことも許されていたのです。

最初の不倫や2回目の不倫の関係があっても、なんら疑われることなく夫は私を自由にしていました。

 

こんな話をヒロにしたらどんな反応だろう・・・。

変に勘違いしそうだから、慎重に言わないと。

そう思い、とある日ヒロに語りました。

 

「ヒロとの関係どうのってことじゃなくて、私たち夫婦はずっと前から離婚話をしているから、こんなに自由に遊んで歩いてるの。

少なくとも不倫の関係にはしたくないから、これから先、私が離婚してきて身ひとつになって考えないといけない。

今はお互いのパートナーがいながらも関係を続けるのは、すごくずるいことだし、けじめつけないといけないと思う。

 

私も無知ながらに調べたんだけど、不倫は相手のパートナーに慰謝料を請求されたっておかしくない法的にもやってはいけないことなんだから。」

そんなようなことを語ると、ヒロは思いもしないことを言いました。

「離婚してきたジャンヌちゃんを他の人に取られるのが嫌だから、待っていられるような男になるように頑張る。」

 

は?

でした。(笑)

住宅ローンも抱えている新婚男。

慰謝料の話なんか出したらすんなり身を引くかと思いました。

 

すんなり身を引かれても寂しい気持ちになりそうですが、そうしなきゃ私は終わらないと思ったのでむしろ振られたかったんです。

だけど、変に前向きになっているヒロ。

私が別れてきてくれたらしめたもんだとでも思っているのでしょうか。

 

自分の立たされている状況をわかっているのなら、不可能に近いことなのに・・・。

とある日ヒロにも私の大好きなバンドJannne Da Arcの曲を紹介しました。

そして1回目の不倫でもあったように、「ROMANCE」と言う曲についても話しました。

「すごくいい曲だね。歌がうまい。」

2つ年上のヒロは、私たちの世代ではバンドブームが到来している時代を知っているので、抵抗なく聞ける曲だったようです。

2人ともすごくハマってしまったバンドでした。

 

歌詞について言ってみると、こんな遊びのつもりじゃないと言います。

私はヒロがどんな気持ちであれ、「不倫」と言う定義にあてはまる関係は続けたくなくて、離婚話を進めていました。

正直、すごく疲れたのを覚えています。

 

ヒロとの密会やメール交換をしながら、帰宅して家のことをこなし夫が帰ると離婚話を進めると言うことが、とてつもなく疲れる日々でした。

ヒロとの関係がはじまった夏が終わり、季節は秋。

私は突然、遠く離れた田舎の実家に帰りました。

 

「ちょっと話がある。今から1泊で帰るから。」

両親は何事かとそわそわしながら待っていたようです。

この時に私は夫と離婚をする決意を表明しに行きました。

 

両親にはすべてを話しました。

結婚前に子供を授かっていたこと。

信頼関係が崩れてしまっていたこと。

 

自分が思う夫婦像とは違っていて、「働かざるもの食うべからず」の考えがモットーの夫は私が無収入になることを想像していない。つまり、子供がいて家族が増えてという暮らしを想像しがたい相手であるということ。

それに付随して、夫と暮らしてからずっと食べ物があまり食べられなくなり、体調不良であるという事。

両親は納得してくれました。

 

父親は子供についても、男として家族を養うと言う意識が欠落していることについても怒りがこみ上げていたようでした。

母親はどうして言ってくれなかったのかと、今まで苦しんでいた私を可哀想に思っているようでした。

だけど、どんなことがきっかけであれ、私は不倫をしてしまい、夫に一生言えないようなことを抱えながら一緒に暮らすことは出来ないとも思っていました。

 

信頼関係が崩れたって言うけど、ジャンヌ、おまえもだろ?

そう、自分のことを責めていました。

不倫のことを隠して墓までもって生きていくことは出来ない。

 

自分がされたこと、自分がしたこと、全てにおいて責任をとるつもりで離婚話を進めました。

夫には、急に実家に帰った理由を説明すると同時に、最後の追い込みをしました。

ただ、その時夫は1カ月という長い期間の海外出張を控えていて、戻るまで待って欲しいと言われました。

 

想定していなかったことですが、仕方なく出張から戻るのを待つこととし、季節は冬。

年末になっていました。

1カ月と言う長い期間、海外出張に行くなんてはじめてのことだったのですが、家に夫がいなくても、「会いたい」と言う気持ちすらなく、電話で話すこともなかった自分を振り返り、気持ちが確定しました。

 

それは、ヒロがいたからなのでしょうか。

私たち夫婦の問題だけでこんな感情になったのでしょうか。

答えは誰にもわかりませんが、少なくともヒロの存在が後押ししていたと思います。

 

話し合っても「Yes」とは言わない夫にしびれをきらし、役所で離婚届けをもらってきて、机に置いて家を出てみることにしようと考えました。

そのためには、離婚届けの証人2名のサインと捺印が必要なので、事前に用意しておきました。

部屋に離婚届を置き、1泊どこかで外泊してみようと思った時、一人でカラオケボックスにでもいようかなと思っていたところで、強引にヒロが一緒に泊まろうとついてきます。

 

「あなたのための離婚じゃないから。けじめをつけなきゃ。」

そうは伝えても、せっかくなので一緒にいようとするヒロに、

「万が一これが見られていて、離婚の原因を不倫をしたからと言う事実とすり替えられたくない!」

 

そう強く伝えたのを覚えています。

そんなこと言っても、ジャンヌ。

離婚の原因を”美化”しようとするな。

 

今の夫以上を知ったから、それ以上の人のところに行くだけだろ?

ずるいやつだ。

そんな気持ちが芽生えていて、心が潰れていきました。

これって、どうなのでしょう。

 

今になって考えてみても、誠意の限りを尽くした思いで離婚したつもりになっているだけで、酷いなと思います。

そして翌日に帰宅する前に、めったにメールなんて書いてこない旦那から連絡がきます。

「離婚届の件、サインしておきました。」

 

メールを見た瞬間、涙があふれてきてしまった気持ちはなんだったのだろうと思います。

帰宅してその件に触れると、旦那は離婚届を渡してきてこう言います。

「ジャンヌの決心はわかったから、サインはしたよ。

 

これを書いて提出すると言うことは、俺の中ではもう絶対にないことだけど、本当にいいの?」

「絶対にない?」

「うん、戻ってきたいと言ってももう無理なタイプだから。」

「わかった。」

 

「じゃあ、これ役所に提出してくるね。いままで、ありがとうございました。ただ、もう少しだけわがままを聞いて欲しいんだけど、家は少しの間住まわせて欲しい。新居を探す必要があるんだけど、家電から何から何まで今の私の給料ではすぐに買えないから・・・。」

(私は深々と土下座しました。)

 

この時、はじめて夫がすごくすごく泣きました。

ビックリしました。

こんなにも人を傷つけてしまった自分に、生きていたくもなくなってしまって、ショックを受けました。

だけど、やっと終わった。

 

ずるくて汚い人生を送っている自分を、終わらせたかった。

離婚が成立したことをヒロに話に行くことにしました。

 

その時、私は離婚届を2枚もらってきていたので、1枚ヒロに渡すことにすると決めていました。

それは、ヒロがこのまま甘い蜜を吸い続けるなんて許さない!

けじめをつけるだけの覚悟があるのか!

 

という、問いかけの意味を込めて。

ヒロに会って、離婚は成立したけれど、思ったよりも悲しむ夫に驚いてしまって気が動転していると伝えました。

「よく頑張ったね。」

 

そうヒロは言って私をなぐさめようとしていました。

そしてこんなおかしなことも言っていました。

「離婚してきたジャンヌちゃんのこと、俺のものなんだよーってみんなの前で見せびらかしたい気分。でもちゃんとけじめつけてからだね?」

 

何なのこの発言・・・

私を商品かなんかだと勘違いしてるの?

自分離婚してきてもないくせに!

憎む気持ちもこみ上げました。

 

私はヒロにこう言います。

「身ひとつになってけじめをつけたから、未来のある関係に変えたいなら、ヒロも身ひとつになってみてから考えたら?私とのこと。」

そう言うと、ある日の週末に私には会わず妻のいるマンションに戻ると伝えてきます。

 

離婚届を出し、妻に話をしてみると決心をしたようでした。

ヒロが久しぶりに妻が住むマンションに戻ると、何やらコップが4つ?

妻が吸わない銘柄のタバコも捨ててある・・・。

 

意を決して妻に離婚したいことを伝えると、一瞬で話し合いが終了したそうです。

「そんなの私が負け犬みたいじゃない。絶対に離婚はしない。」

そんな答えだったようです。

 

それからしばらく、ヒロは相変わらず毎週末には私に会おうとします。

平日は毎日朝の挨拶から、お昼は独りぼっちの私を気遣ってのメール、夜には就寝のあいさつ。

一方私はと言うと、引っ越し作業に大忙しでした。

 

と言うのも、夫がこんなことを言ってきたのです。

「今まで一緒にいて貯まったお金は、ジャンヌがいたからこそ貯まったお金があるから、それを少しあげるよ。新居に引っ越して、しばらくOLの低収入でも暮らせるだけの資金にはなるでしょ。」

 

私たち夫婦はずっと財布が別でした。

家賃と光熱費を夫が払う代わりに、食費や日用品はすべて私の財布から出して、お互いの負担額を同じぐらいにしていました。

 

そして私たち夫婦でも驚くことに、毎日私が夕飯とお弁当を作っていたんです。

離婚話が出てから離婚をすると決まる時まで、たった1日はちょっと事情があったので作れませんでしたが、ずっと毎日です。

と言うのも、超ドケチな夫でしたから、お金のかかる外食が大嫌いで、作る夕食の1食分の値段が安くおさまるとすごく嬉しそうに食べていましたし、お弁当も50円程度でおさえて作って欲しいと言う要望にこたえ続けていました。

 

その生活をしてくれていたお陰でお金が貯まったと解釈している夫が、慰謝料じゃないけど新生活資金をくれると言うのです。

最後の最後までごめんなさい・・・、でも本当にありがとう。

そんな気持ちで私はそのお金を元に、新居を探し自活できるほどの給料がもらえる仕事に転職しました。

 

また、IT企業にもどって、しんどいけどエンジニアをすれば、いい給料がもらえる。

思いのほか早い段階で引っ越すことが出来た私は、ヒロと同じ職場である派遣先の契約もちょうど満了して(派遣法で3年でした)すべてが再スタートでした。

新しい家で新しい職場で新しい人生がはじまりです。

 

 

独身のジャンヌ。

新しい職場で他の男が言い寄ってきたらと心配なヒロ。

このあたりでどんどんヒロの束縛が強くなります。

平日は出張というのがヒロの仕事の基本スタイルなので、週に4日ビジネスホテルに宿泊しています。

 

そのため夜は極端に時間をもてあそんでいるということなので、私たちの専用の携帯を持ち毎晩のように通話していました。

一方で私は、エンジニアの仕事に戻って最初は新人だからと言う扱いだったのが、本格的に開発チームに配属されます。

深夜まで続く作業もありますし、専門学校に行ったわけでもない高卒の私が独学で学んできた知識と言うのはなんでしょぼいものだったのだろう・・・と、痛感します。

 

難しくて全然わかんない!”

のです。

仕事としてやらなきゃいけないのに、参考書を片手にぜんぜんわからないのです。

 

精神的にも追い詰められていました。

心許している尊敬している先輩が2つだけ年上でしたが、全然プログラミングのスキルが違うのです。

できるひと。

 

めちゃくちゃ焦りもあって、元IT業界の人だったということもあり社長からは期待されていましたから、実際使い物になってない自分に焦りが生じます。

そんな悩みを抱えながらも、ヒロは毎晩、毎週、私の傍にいようとします。

今日はどんなことがあったの?

 

開発がはじまってきついことを言うと、穏やかに慰めてくれるけど、すぐに自分たちの話に切り替えようとするずるい男。

心底私のことを考えてはいないんじゃないかと思ってはいるものの、ヒロの束縛から逃れる理由もなく過ごしていました。

脳裏ではいつも、

 

人のもの。

けじめをつけられないしょうもない男。

ずるい人。

 

こんなことを感じながらも日々、生活が流れていきました。

開発が忙しくてピークになったころ、私は体に異変が起きます。

何も食べたくないし、なんだか常に気持ちが悪い。

 

妊娠を疑いましたがどうやら違います。

そのまましばらく様子を見るようにして会社で仕事をしていると、ついにお水すら吐き出してしまいます。

それに自分でビックリしてしまい、会社の人間にも今勤務中でもちょっと抜け出して病院に行くようにすすめられました。

 

気持ちが悪いので胃腸科を受診してみると、先生に衝撃の診断を下されます。

 

うつ病

 

想像もしていないことを言われて、ショックのあまり泣いてしまいました。

即時仕事はドクターストップとなり、診断書を書くからそのまま会社にこれを提出したら家に帰りなさいと指示されます。

会社に戻ると、心配していた仲間が私の状況を聞いてすぐに帰るように言ってくれました。

 

社長に一言内線電話でお伝えをすると、社長も驚いていました。

復帰の見込みは医師の診断の元で動くことになるのでしばらくお休みしますと伝え、電話を切ると、人前で泣くことが大嫌いな私でもところかまわず泣きじゃくってしまいました。

 

荷物をまとめて帰り支度をしていると、たまたま2つ年上の既婚男性同僚と二人きりの空間になり、私をなぐさめようとしたのか涙をふいて抱きしめてきたのを覚えています。

「何してるんですか」と、突き返しましたが、これって立派なセクハラですよね。

 

どさくさに紛れておとこはこういうところにつけこむのか。

一瞬そんなことを思いました。

帰宅して夜になると、いつものようにヒロとの電話でこのことを報告しました。

 

体が壊れてしまったようだから、しばらく家で休むことになった。

抗うつ剤を処方されたし、吐き気止めももらったから少し食べなきゃ。

体が動かせるようなら精神科の専門へ行くようにすすめられたから行ってみる。

 

そんなようなことを言うとヒロは、

出張中にホテルに戻ったらすぐジャンヌちゃんと電話できるんだね!

バカなことを言っていました。

 

・・・ふざけるな。

そうは思っても、どうもこの頃ヒロは自分のもの的な扱いが激しい。

その感覚が少し嬉しいようにも感じている頃でした。

 

精神科の専門医に行き、すべての事情を話しました。

離婚、不倫・・・すべてです。

治療薬は引き続き同じように精神安定剤や睡眠薬の処方になるけれど、あなたの状況はこのようなことが言えると医師に伝えられます。

 

大きく3つの要因があると言う説明をされたあとに、こんなようなことを言われました。

 

1.離婚の重圧・・・

結婚より離婚は何倍ものパワーが必要。離婚したいと思った側でも、思いのほか精神的なダメージはある。

2.エンジニアにありがちな過労・・・

忙しいとどうしても精神は病みやすい。とくにジャンヌのように弱った人はかかりやすい。

3.不倫の重圧・・・

これぞ精神的に一番よくない状況だと言えるでしょう。

男女と言うのは統計学上物理的に離れてしまえば気持ちも離れるとされています。

沖縄の人間が北海道の彼氏彼女を思い続けて30年!なんて話滅多に聞かないでしょう?

遠くの恋人より近くの友達というのもあながち間違えではないと考えられているので、あなたは今すぐ田舎に帰った方がいい。

今はその不倫相手と離れたくない気持ちかも知れないけど、精神的には悪い影響が続くから。

田舎に帰って誰か結婚してくれるいい人いないの?

心が弱い人はなかなか強くならないから、旦那さんに養ってもらって家の仕事している方が、社会と言う戦場で戦うメンタルを持ち合わせていないあなたのようなタイプは合ってると思いますよ!

 

この話を聞いた時に、最後の下りの部分だけで言うと「なんだこのやぶ医者!」って正直思いました。

でも、その意見に心が少し動いたのも事実です。

ヒロにそのことを話し、私は田舎に帰りたいと伝えます。

 

するとヒロは、私のことを失いたくない一心で狂ったことを言いだすようになりました。

ジャンヌちゃんの俺のものにするために、時々殺してしまえばと思ってしまうこともあるよ。

そしたらずっと俺のもの。

 

ジャンヌちゃんが俺から離れられなくなるような薬があるなら飲ませたい。

でもそんなのないから、体が俺から離れられなくなるように出来たらいいな・・・。

そして、一緒に私が作ったご飯を食べているとこんなことも言いました。

 

食欲はイコール(=)性欲なんだってね。

ジャンヌちゃん、食べれるようになってきてるんじゃない?

口の中のもの欲しいなぁ。

 

食べている私をニヤニヤして見ながら、私の口の中のものも欲しがりました。

恐怖心が芽生えてきたと同時に、私の壊れた心は錯覚を起こします。

「そこまで私を愛してくれるとは、この人がいなきゃだめなんじゃないだろうか・・・。」

 

ついにこのタイミングで私は、一方的にヒロにズカズカと言い寄られてきている感覚から、自分がヒロを失いたくないという気持ちに変わっていたように思います。

これはうつ病が及ぼす気持ちだったのか、いまでもはっきりしませんが、ネットで調べた情報によればうつ病の特徴として「特定の人に依存する」という事があげられるそうです。

 

精神安定剤を飲み、睡眠導入剤を飲んで寝て、多少は食べられるようになっていた私は、2カ月程経過するといよいよ会社に戻らなくてはというタイミングが来ます。

と言うのも、離婚して一人暮らしをはじめていた私はお金を稼ぐ必要がありました。

傷病手当の申請なんかもして少しばかりの生活費を得ることは出来ていましたが、これを続けるには生活が厳しすぎました。

 

そしてこのタイミングではまだ、アパート引き払ってヒロと離れる決心が出来ていませんでした。

そこで会社にそろそろ復職したいと話に行くと、思いもよらぬ冷たい状況が待っていました。

いつも事務所にいる社長の右腕と言われている経理のおばちゃんにまずは状況を話してみると、

本社でもあなたの同期が一人うつ病になってしまって休んでいる。

 

開発の案件は社長がとってこなきゃ何もないと言う会社だから、次の開発の話もなくて正直エンジニアが余っている状態。

冷たいことを言うようだけど、今あなたが戻ってきてもやる仕事がない状況。

会社の経理をしていてわかっているから言うけど、この会社の経営状況が思わしくないし、監査が入る予定もあるほどいろんな問題が発生してるから、悪いことは言わないから戻ってこない方がいいと思う。

 

そんなような言葉を言われ、そもそもうつ病でまたやれるような仕事じゃないと思っていたので、退職することにしてきました。

ついでに言うと、うつ病でしばし会社を休むと発表したあの日に2つ年上の既婚男性の同僚が私を抱きしめてきたことを報告してから辞めました。

これは私が、これまでの不倫経験からうかつな態度や行動をする男性をどこかで心底憎んでいた気持ちがあるからだと思います。

 

何だかわからないけど、とにかく私を甘く見てきたあいつに、仕返ししてやりたかった。

と言う気持ちでした。

こんな時ばかりは気弱な私が強く出れるんですよね。(笑)

 

会社としては厳重に注意をしておきますと伝えられ、会社を去るとさっそく私は新しい仕事を探さなければなりません。

幸い仕事はすぐに見つかるタイプだったので、また新しい派遣先を紹介してもらってOLの仕事に戻りました。

大企業で派遣スタッフがたくさんいて、はたまた女の子同士の関係が難しそうな職場。

 

入ってすぐに年上の派遣スタッフにはすごく可愛がられましたが、同じぐらいの歳の子はどうも私に喧嘩を売ってきました。

当時25・6歳でしたから、色々な流行に敏感な頃で、学生みたいなグループがあったり、私の生い立ちを読んで頂けたらご存知のこととなりますが、また疎外生活がはじまりました。

高校時代のいじめ・ネット依存から”うつ病”と”不倫”のポテンシャルを感じる私の青春時代

当時は社内で「元エンジニアがきた!パソコンに超詳しい女の子!」と、課長や主任などの役職関係の人まで私をかいかぶっていたので、やきもちやかれたのでしょう・・・。

 

公園でひとりお弁当を食べ、雨の日は公園のベンチが濡れてるからお昼は我慢してどこかもお店でウィンドウショッピングでもしよう。

晴れてる日は公園で鳩にお弁当を分けてあげながら、たまに来る野良猫ちゃんと遊んだり。

でも全然問題ありませんでした。

 

「寂しい」とは違うと思ってましたし、高校生の頃から慣れてましたから。

そんな暮らしをしていて、相変わらずヒロとの関係は続いていました。

離婚して私のアパートに完全に住み着いているようなヒロ。

 

週末に帰ってきて月曜日の朝からまた出張に出かけるので、普段の日は家にいなくて週末だけの同棲です。

ヒロの奥さんも何も言ってこないようなので、あちらの夫婦も完全に冷め切っていることは知っていましたが、一方で”けじめ”をつけらんないヒロに対して憎い気持ちも増している頃でした。

だけどヒロにとってはことを急ぐ必要がない感覚になるのでしょう。

 

私のアパートで一緒に暮らせるし、まるで妻がいないかのような生活が出来るからです。

だけど日々私が「不倫と言う重圧」に耐え抜いて生きていることを忘れないで欲しかった。

エンジニアをやめても、相変わらずうつ病の薬は続いていました。

不倫相手がさらに他の人と浮気!?

Stroganova / Pixabay

ある日、ヒロの携帯にメールが来たようでした。

普段奥さんから連絡なんてこないと言ってたのに、なんだろう?

妙な女の勘が働きました。

 

お酒を飲みすぎてウトウト寝てしまったヒロを確認すると、女の子だと思えるようなメールの文章が何通かありました。

この前はありがとうございました♡

また作って下さいね♡♡♡

 

何のことか、一瞬頭が真っ白に。

信じてついてきたこの人は、二股だけじゃとどまらず三股!?

時間が許す限りメールを掘り返して読んでいると、どういう事かわかりました。

 

ヒロはシルバーアクセサリーを作るグッズを買ったと言って、私に指輪を作ってきてくれたことがありました。

その道具を使ってどうやら、ヒロの職場にいる私と同じ派遣の立場の人に指輪を作ってあげたようでした。

その派遣の人が誰だか、私が前にいた派遣先なのですぐにわかりました。

 

「ヒロさんってかっこいいですよね!芸能人で言う〇〇さんみたい。ジャンヌさん仲良しですよね?いいなぁ、私もお話してみたいな。」と、ヒロに対して好意を寄せている女性がいたことは覚えていました。

そのことをヒロに当時話した時には嬉しそうに、

へぇ~!そうだったんだ。なんかね、俺。知らない派遣の人から電話番号書いたメモをさっと握らされたことがあったんだけど、俺にはジャンヌちゃんがいるからメモはすぐに捨てたよ!

 

もしかして、その子かな?俺もモテるんだね!ジャンヌちゃんやきもちやいた?

そんなふざけたことを言っていたことがあったのですが、その彼女です。

問い詰めると、言い訳に絶望したことを覚えています。

 

ジャンヌちゃんだけに決まってるじゃない!

シルバーアクセサリーは粘土が余っていて何か作りたいなと思っていたら、喫煙所で彼女と会ってその話になって、じゃあ今度あげるね!になったんだよ。

ジャンヌ:連絡先くれたけど捨てたって言ってたじゃない?

 

ヒロ:またしぶとく連絡先渡してきたから、可哀想だと思って受け取っちゃったんだよ。

言い訳・・・?

何か張りつめていたものがプチンと切れました。

 

不倫という外れた道を歩ませておきながら、私にその仕打ちかとついにヒロとの関係にピリオドを打つ準備に入ります。

仕事もやめて、田舎に帰るから私たちの関係は終わりにしよう。

私の精神状態が悪くて、うつ病の薬も減らないのはこの関係だってことがわからない?

 

それを伝えてから直近の週末になると、ヒロから連絡がこなかったので同意してくれたのだと思いました。

今週はヒロがいない週末・・・。しみじみと感じました。

不倫相手が私のアパートで自殺未遂事件!

RobinHiggins / Pixabay

ついに終わるとほっとしてアパートのドアをあけると、なんとヒロの靴が!

驚いて中に入ると、ワイヤータイプのハンガーを使ってベッドにくくりつけ、首を吊っている状態になっているヒロを発見しました。

眠ったまま動かず、部屋を見渡すと私の睡眠導入剤だとかのお薬の袋の錠剤がたくさんなくなっていたのです。

 

ただ、全部は飲む勇気がなかったのかな?

薬の残数から逆算すればあまりたくさんは飲めなかったようだな・・。

そんなことをパニックになっていながらも分析しました。

 

そして腕にはリストカットの痕。

状況的には、首にハンガーがかかっているものの息が出来なくなるほど吊られていなかったので死んではいないと思いました。

ただ、これを飲んで眠っているんだ。

 

救急車!?

どうしよう・・・。

パニックでしたが、息をして眠っている上にそんなに大量には飲めずどうやらためらったようなので目が覚めるのを待つことにしました。

 

その間に私は、本当にヒロとお別れをする決心がついていましたから、ヒロの携帯から彼によく聞かされていた信頼のおける兄に電話をしました。

私たちのことはすべて話していると聞いていました。

そして、反対もされていないので兄は理解者であるとも聞いていました。

 

勝手に電話をして今の状況を伝え、とりあえず弟さんは大丈夫だとは思いますが、私は田舎に帰るので彼を宜しくお願いしますと言うと、

「はい、はい。ちょっと何言ってるのかわかんないけど、あなた電話してきてうちらをどうしたいの?」

と言われ一瞬で頭が真っ白になりました。

 

「あ、すいません!話してあると聞いてたものですから私の勝手な早とちりですいません!」

電話を切りました。

これで確信しました。

きっと、ずっと私を騙してきた。

 

兄貴にも話してあるし、奥さんと離婚も進めているようだったし、私と一緒になれるように動いていると聞かされてたけど、自分の帰る城は守っているようだな・・・。と。

私の精神にとどめを刺しました。

自殺未遂していた彼を見てショックだったことだけじゃない。

 

バカな女だった・・・。

 

最初の不倫をしてしまってから、2回目のヒロとの不倫の関係になって5年程が経過していました。

私、この5年あったら、もっと他のことできたよね。

他の人生があったよね。

 

人に話せない人生を送ってきた暗黒の5年みたいになっちゃった。

そう思った私は、人を騙し人に騙され生きていくことすらやめたくなっていました。

目が覚めたヒロはそのまま週末私の家にいて、月曜日会社に行くことが出来たので見送りました。

 

とりあえず、驚いたことを話何をしたのか、お兄さんに電話もさせてもらったと伝えました。

ヒロはまるで妖精でも見つめるような目で私を見て、

ジャンヌちゃん・・・離れたくない。

 

愛してる・・・。

私のリストカットのはじまりはこのあたりからでした。

人は極端に精神が崩壊すると、こんなことをして気休めをするようになるものだなと痛感しました。

 

リストカットの傷は、あれから10年以上経過しましたが、未だに傷がケロイド状になって残っています。

私は、不倫をしてから離婚することになって、また不倫して、そしたら騙されていたみたいで・・・、バカだよなぁ。

普通に家庭持って、主婦やって、子ども産んでたら小学生になる頃だったろうか。

 

なんだかとっても、疲れたなぁ・・・。

そんな気持ちから、何かあれば自分を傷つけてしまい、泣いていました。

あまりに辛くて、ある日の休日に前の旦那を呼んでしまったこともありました。

 

こんな時ばかり便利に使うようでごめん。

私なんだか色々辛くて話聞いてくれない?

悪いんだけど、包帯買ってうちのアパートまで来てもらえない?

 

少し話したいこともあるし。

そう言うとただならぬ事態が起きていると思った元夫は、嫌がらずに来てくれました。

アパートに入るなり私の腕を見て、驚いて動揺しまくっていました。

 

どうしてこんなになるまで傷つけちゃったの・・・!?

あたふたして、本当に慌てていました。

だってね、無数の傷が腕についてて、致命傷になるほどの深い傷はつけられずにためらっていたけど、自分の馬鹿野郎!って何度も何度もつけた傷がいっぱいでした。

 

元夫からしたら、いろいろあったって別れたくなかった前の嫁ですから、心配してくれてるのがわかって、すごくあったかかったなと思いました。

でも、ボロボロの心の私はこうも思いました。

 

こんなに心配してくれてるあなたを裏切った私は最低。

人生をめちゃくちゃにして、ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・・。

 

元夫はリストカットした私の腕に応急処置をしてくれて、田舎に帰ることにした話を聞くと安心したようでした。

と言うのも、高校時代からの付き合いで結婚した嫁だから、強がったって弱いことはよく知っているから心配だったようです。

ジャンヌちゃんが田舎に帰るって決めてくれてホッとしたよ。

 

引っ越しの日が近づいたら色々手伝うからさ、声かけてよ。

俺はたぶん、ジャンヌちゃんと離婚したこと会社に知られたから近いうち人事異動でどっか行くはずなんだ。

だから、俺が出来る最後の事をして、会うのはこれが最後になるだろうね。

 

そういって、私の田舎帰りの引っ越しの手伝いをしてくれると約束してくれました。

着々と会社を辞める段取り、引っ越しのために断捨離を進めていると、ヒロにこんなことを言われます。

 

ジャンヌちゃん、俺にとってジャンヌちゃんは重たすぎる。

もう一緒にいられない、ごめん。

 

こっちからふってやったつもりだったのに、仕返しがきました。

と言うか、田舎に帰るまで色々な事を手伝わせてやる!ちゃんと私の手伝いをして別れてやるんだから!

なんて、ちょっと元気な気持ちになった調子のいいときだってあったので、決心ついてた頃だったのに逆に言われるとショックでした。

 

ついつい、泣きじゃくって母に電話をしてしまったことを覚えています。

もちろん、彼氏っていうことにして、お付き合いしている彼氏とも別れたからそっちに帰るねって言う話にしていましたから。

 

母はこう言いました。

私はパパがはじめての彼氏で結婚したから、誰かお付き合いしている人とお別れしなきゃいけない気持ちがわかってあげられないけど、すごく辛いことなんでしょうね・・・。

何て言っていいかわからないけど、ジャンヌ。

 

世の中ご縁なのよ。

出逢うもご縁。

別れるもご縁。

結婚するもご縁。

別れるもご縁。

 

すべてはご縁で決まっていることだから、あなたたちはご縁がなくて一緒にいる運命じゃなかったんだね・・・。

流石は母だと思いました。

そう、私たちの関係は、知り合った時には結婚しているというご縁を感じない関係だった。

 

母の言う通り、ご縁がある二人なら未来のある関係を築けるよう、お互いに独身のはず。

私はそう考えています。

何度も占いサイトでヒロとの関係を占ってみたり、ヒロのことを占ってみました。

 

もしかしたら「離婚できる」とか、そんなような結果が出ないだろうかと気休めに、結果が気に食わなければ別のサイトでまた課金までしたぐらいにして・・・。

でも、占ったあと思うんです。

 

これで離婚できるようなことが出てきたって、

私の精神はもう限界。

いよいよアパートを引き払って引っ越す日が決まった頃です。

 

社内不倫 W不倫から始まった不倫は終わりを迎え、私は仕事を失い実家へ。

geralt / Pixabay

前の旦那には約束通り、お言葉に甘えて色んな困ったことを手伝ってもらいました。

最後の最後まで、本当にごめん。

前の旦那は私が心配なので、田舎まで送り届けてやりたい気持ちがあると言っていたのですが、

自分の娘を幸せに出来なかった男の顔なんて見たくないだろうから俺は身を引くよ。

 

移動、長いけど運転大丈夫そう?

そんなことを言って、自分の立場をわきまえているようでした。

離婚してから、なんかこの人変わったな・・・って思いました。

 

あったかくてあったかくて、涙がホロホロ出てしまったのを覚えています。

アパートの物はどんどんなくなっていき、最後あたりなんかはほとんど捨てたのでヒロを呼べるような生活環境ではなく・・・。

もう別れる相手です。

 

綺麗にしていなくてもいいんだし・・・。

私は随分みすぼらしい格好をしていたりしました。

引っ越しの段取りはと言うと、ヒロからの申し出で私の田舎まで送り届けると言う最後の役目だけはやらせてほしいとのこと。

 

不倫相手だとは言えない彼氏設定のヒロを実家に連れて行き、親に挨拶させるのは気が引けることでしたが、私もまったく一人で田舎まで帰る自信もなくて、頼るほか仕方ありませんでした。

私の田舎までは陸経由で8時間以上かかります。

道中色んな話をして、まだ付き合っているような気分なもんだから、少し楽しんでいる感じでもありましたが、海を渡れば私の故郷ということころで実感がわきます。

 

実家につくちょっと前に母に連絡して欲しいと言われていたので港で連絡をすると、こんなことを言いました。

こんなに長い距離を、娘を連れて帰ってきてくれた彼氏さんにはお礼がしたいから1泊してってもらうように出来ないの?

その通りをヒロに伝えたのですが、辛くて一緒にいられないしビジネスホテルに泊まるつもりで来ているから遠慮するとの回答。

 

私もそれでいいと思いました。

いざ実家に到着し、挨拶をして荷物を搬入し終わると夕飯を用意してくれて、お酒を出してきました。

疲れたろうから、これを飲んでお風呂に入って1泊してってくださいな・・・。

 

娘をここまで連れてきてくれて、ありがとうございます。

父はそう、ヒロにお礼をしていました。

両親とヒロが仲良く話しているのを見ると胸が痛みます。

 

気持ちを押し殺して就寝時間に私の部屋に戻ると、泥酔したヒロは泣き始めました。

離れたくない・・・。

離れたくない・・・。

離れたくない・・・。

ジャンヌちゃんを失うことが怖い。

 

私の涙があふれてきてすごくすごく辛かったので、一緒にほとんど朝方まで泣いていました。

でも、本当はね。

そんなに私が大事なら奥さんと弁護士頼んででも離婚したらいいのに!

愛と憎しみってこういう事なんですかね・・・。

 

私はと言うと、本当に悲しんでいるように見えるヒロを見て悲しんでいる一方、

もう終われる。

そんな気持ちから涙が溢れます。

 

朝になり、家を出る前にヒロに呼ばれ、封筒を渡されます。

20万円はいっていました。

俺のせいでこんなことになって、しばらく生活費に困るだろうからこれ使って。ぜんぜん足りないと思うけど・・・。

 

腕を見てすぐにわかりました。

パチスロで稼げた時代に買ったと言ってた、ロレックスの腕時計がなくなっていました。

涙が溢れました。

 

私のために大切にしていた時計を売ってきただなんて・・・。

私の実家を出る前に、ヒロはこんなこと言ってました。

この場所をよく記憶しておいて、いつか俺がジャンヌちゃんを迎えに来れるようになったらまた来たい。

 

そして、朝一番にヒロは電車で帰ることが決まっていたので、駅まで送っていきました。

駅前に近寄ると何やら様子がおかしいヒロ。

どうしたの?

 

吐き気がして、具合が悪いと青ざめた顔をしていました。

極度の緊張からか、耐え切れなくなっていたようでした。

入場券買って、ホームまで行こうか?

 

と、声をかけましたが、それをされると辛いと言われ、そりゃそうだなと思ったので身を引きました。

私はすごく強がって、

バイバイ!

大丈夫なふりをして別れました。

 

さようなら、本当にさようなら。

振り返った瞬間いっぱい泣いていたのに、そうじゃないふりをして・・・。

なぁんにもなくなっちゃったな・・・。

 

結婚したかと思ったら離婚して、不倫して、仕事も失って。

私の人生は色んなことを失って、ほんとなーんにも、なくなっちゃったなぁ。

私は抜け殻のようになってしまった気がします。

 

そして、ヒロは無事電車で6時間ほどかけて地元に戻ったことをメールで連絡してくれました。

ただ、この時大きな問題がありました。

というのも、私たち専用で契約していた携帯のヒロに渡していた方が返してもらえなかったんです。

 

目的はと言うと通話ではなく、私のことを撮影したデータが入っているのでどうしてもすぐに返したくないとのことでした。

話してもらちがあかずとらえず持たせて、あとで返信用封筒でも入れて強制的に送り返させようと思い、妥協したところです。

 

私の契約で料金も発生しているので解約してしまいたかったのですが、ここは私、折れてあげました。

2回目の不倫相手は別れたあとも1年メール交換が続きました。

TeroVesalainen / Pixabay

そしてヒロと別れて私の実家暮らしがはじまります。

朝にはヒロから「おはよう、ジャンヌちゃん。」

昼にもヒロから「お疲れ様。どうしてる?」

 

夜にもヒロから「おやすみなさい。今日も1日お疲れ様」

これに対して返信だけはして欲しいとお願いされていました。

どうしても私が生きていることだけは確認したいとのことでした。

 

そしてこのやり取りは1年続きました。

驚きですよね?(笑)

1年こうやってヒロのために私はアフターフォローを忘れませんでしたよ。

 

だって、自殺未遂しちゃうような男でしたから。

だけど・・・、私の人生だってこうやって1年失われ、まだ27歳だと言うのにこれからの相手探しも出来ずにいました。

 

でも、本音言うとこのままこうやってヒロとつながっていて、早いうちに私を迎えにきてくれないだろうか。

そんなことを考えていたのかも知れません。

ヒロと別れてから、生活もあって半年後ぐらいには派遣の事務の仕事にありついていましたから、誰かと出会おうと思ったらチャンスはありました。

 

だけど毎日メールは続けていたんです。

お互い暗黙の了解的な感じで、ヒロが「会いたいな」なんてメールに書いていてもそれに関しては私は無視するっていうのが許されている感じのやりとりでした。

私は絶対に、ヒロにもとに帰りたいようなことを言ってはいけないと耐え続けました。

 

不倫は終わったけど、ヒロとの関係を完全に断ち切れないまま、私はどうしたらいいのだろう・・・。

悩み悩んで新しい人生をはじめることもできず、私は不幸な人生を歩み続けていました。

 

そのころ私は、離婚してから7年が経過していました。

2回目の不倫を終わらせるため、実家に戻ってきた私でありますが・・・。

最初の半年は、病気療養も兼ねて家でゆっくりさせてもらうことにしました。

 

両親は、少しばかりの貯金を切り崩して、私がコンビニで買い物するぐらいできるようにとバックアップしてくれました。

というのも、うつ病のお薬を継続しているため、月に1万円ほどはかかっていたのです。

無職の人には辛い出費ですが、睡眠導入剤がないと眠れないし、安定剤がないと、精神的なバランスが保てないのです。

 

両親からの勧めもあって、趣味を作ってみました。

当時流行のホイップデコに心奪われ、ホームセンターで材料を買ってきては夢中になったものです。

ホイップデコって?

 

って話ですが、その名の通りスイーツな感じのやつですね。

初めてと言うぐらい「ザ・女の子!」なことをした私でした。

 

ところが、これに没頭していても、現実的な生活で悩むところがあります。

独身で無職。

国民健康保険の支払い、国民年金の支払い。

 

黙っていても現金の支払いが必要なものがあって、食べ物なんかは実家なので困りませんが、無収入では生きていけないものです。

半年ほどすると登録していた派遣会社からの案内で、とある会社の事務員にありつけました。

でも、そうしていてもやはり1日3回のヒロからのメールには答え続けています。

 

社内には、独身の男性もいてチャンスもあるのですが、弱った心はそんな行動力さえも奪っていました。

不倫していた罰でも受けるように恋愛さえもダメ男をつかまされる。

Olichel / Pixabay

昔の旧友とのつながりが、悲劇のはじまり。

ある日、ワープロ部時代に仲良かった人に連絡してみました。

実は実家に帰ってきているということを伝えておかないと、ばったり街であったら気まずいなぁなんて勝手な心配をして。

今まであったことをざっくり話し、そんなわけで実家に帰ってきていると伝えました。

すると彼女は、幸せになって欲しいからなんて男を紹介すると言い出します。

 

うるっさいなぁ・・・めちゃくちゃ迷惑。

ほっといて。だから友達って大嫌い。

いやー、気乗りしないなぁと答えつつ、とある日彼女から連絡がきます。

 

私の昔から知っている人が、部屋に引きこもりっぽいパソコン大好きなゲームおたくなんだよね。

ジャンヌと気が合いそうだよ!会ってみない?

ちくしょー、めんどくさい!

 

と、内心思いながらも自分を変えるチャンスだと心の葛藤がありながら会ってみることにしました。

年齢は4歳年上で、見た目実年齢以上におじさん。

正直全くタイプではありませんでしたが、パソコンが好きで毎日オンラインゲームをやっているとのこと。

 

付き合うかどうかは置いといて、どんなゲームをしているのか一度家に見に来ないかと誘われます。

めちゃくちゃめんどくさいと思いながらも約束をして家に見に行くと、なにやら私なんかに出来ないようなゲーム。

っていうか、私はパソコンは好きだけどゲーマーじゃないし(笑)

 

紹介してきた友達を恨みつつ、断れない自分が悪いために付き合いました。

これって今思うと、うつ病なんでしょうかね。

自分で判断する力が全くないし、流されるんですよ、ひたすら。

 

とにかく周りの状況に応じて自分が動かされるんです。

さて、例のゲーマーはこう呼ぶことにしましょう。

ゲーマー:カズ

 

付き合うかどうかは置いといて、連絡先を交換しました。

そして2回目またお誘いがきたとき、私が出来そうなゲームを探したというので見てみると、何やら楽しそうではありました。

そして、最初から好きじゃなくていいのでお付き合いして欲しいとも言われました。

 

ここで断るとめんどくさい。

断る理由は、タイプじゃないしめんどくさい。

でも、そんなんじゃ変わらないからとぐいぐい引っ張られてしまい、交際をOKしてしまいます。

 

じゃあとりあえずいいですよ。

もちろん帰宅してからもめちゃくちゃ後悔しましたよ。

でも、相手はシングルで不倫よりは100%マシ!

そう思ってみることにしました。

 

楽しくゲームをやっている分には良くて、毎週1回休みの日の前の夜にカズは家に呼ぶか、私の家の方にきたがるので1泊して帰ると言う感じです。

お互い仕事もあったので、仕事終わりから会って朝出社前に別れる感じで、他の日はほぼオンラインゲーム上で一緒に時間を過ごしていました。

正直ゲームは楽しかったです。

 

ただ、自分の思い通りにしたいと言うカズの気持ちが邪魔でした。

若干自分の方が先にやってる先輩だと言うこともあり、偉そうにします。

そして次第に私がそのカズのキャラクターの能力だったりスキルだったりを超えてくると、ジェラシーを感じるようになり、カズっていう人間そのものが嫌いになってきます。

 

素直に私の能力認めなさいよ。あとで始めたって女だってあなたより私は強い。

ゲームのことなんでどおだっていい人から言わせてもらえば、低レベルな発想ですが(笑)

あきらかにそういう状況だったのに、あーでもないこーでもないと言ってきます。

 

オンゲのマナーに反しているだとか、そういうことすると干されるとか、自分が知ったかぶって上から押さえつけようとする感じでした。

私は確かにオンラインゲームは初心者でしたが、ググってみたり空気で察知してみたりして、わからないながらも勉強しながらやっていました。

そこを、そうじゃない!あーじゃないと言うカズの性格そのものが大嫌いでした。

 

つまり、うつ病でうじうじ考えるタイプのわりに嫌いなことに対する意思ははっきりしてるんです。

ただ表示が難しくてストレスに感じるのだと、自分では分析しています。

ゲームで衝突して、カズの家に1泊しに行ってたのに夜急に帰ってきたこともあります。

 

その時は戦闘の仕方がへたくそだとあーだこーだ指示を出してくるカズにイラっとしてしまいました。

 

ゲームなんだから自由にしていいぢゃない。

そこを熱く語って、仲間だとかチームワークだとか。

カズがうっとおしくなっていました。

 

もちろん男女の関係なんて最初の頃の1回2回の段階で気持ち悪くて無理でした。

2年間ぐらい別れに応じず仕方なく交際期間と言える期間を過ごしていましたが、毎月別れ話をしています。

カズは「直すから」などと、別れに応じませんでした。

 

疲れてしまい、私の両親も気づいていました。

どうやら今の彼氏さんとは合わなくて疲れるようだと。

紹介してくれた友達にも相談したところ、その友達の彼氏が出てきてこう言いました。

 

じゃあ俺が別れさせようか?もしくは、自分がもてることを自慢したいの?別れに応じてくれないみたいな状況ひっぱって・・・。

クヨクヨクヨクヨする私にイラっとしたような態度が見えました。

 

はっきり断ればいいじゃん、わざと?

うちが紹介した相手だからってなによ。

文句を言われたように思ったのでしょう。

 

そこも結局はそんなイライラしたような返答の人の頼むわけにいきませんから、ただただカズに付き合っていました。

3回目の不倫はほぼ強制的な流れ。妻子ありの相手で挙句には妊娠。

StockSnap / Pixabay

そして、そのころちょうど派遣先の契約が満了してしまうため、仕事を失いました。

思ったように次の仕事が見つからなかったので、たまたま見つけたハローワークの職業訓練に目を惹かれます。

勉強してみたい電気関係の学科があったので申し込んでみると、なんと入所決定通知が。

 

私の選んだ学科は3か月コースだったので、3か月はまた無職でも雇用保険を受給しながら勉強して、仕事を探すことが出来るチャンスでした。

勉強することに関しては学生の頃以来なのでワクワクしました。

 

ところが、私に不向きだったのか・・・。

勉強についていけず、全然意味がわからなかったんです。

もちろん毎日しっかり通って授業も聞いていたのですが、私には複雑に思えました。

 

授業中もしょっちゅう置いてきぼりを食らい、電気の配線なんかをやるところでは私だけ出来なかったりして。

完全に先生にも目をつけられてしまい、隣の席の既婚男性にも同情されるほどでした。

 

ジャンヌさんには、こういうの合わないのかなぁ。

それがきっかけで全く喋らなかった無口の9歳年上既婚男性が、私に喋るようになりました。

 

今度から授業の時にわからない配線、俺がこそっとやってあげるから。

先生にまるで「不良少女」を扱うような目をされて、正直辛かった・・・。

私、不真面目に授業聞いてるつもりもない!

 

なめてるわけでもない!

ほんとに理屈が理解できなくて、やらなきゃいけない配線が組めないの!

そんな気持ちでした。

 

でも職業訓練校の先生って、失業してどうしていいのやらって人をいっぱいみて、中には就職をあえてせず雇用保険受給のために学校に行く人もいるようだから、疑いの目で見るようになってしまったのかなぁ。

そんなことも考えました。

 

そして、自分の授業の意味がわからないなんて自分が教え方悪いみたいじゃないか!

みたいな憎しみとかプライドを持ったような先生にしか見えず、助けてくれると言い出した9歳年上既婚男性がありがたかったことを覚えています。

 

ここらで、9歳年上既婚男性をこう呼びます。

→ マサ

 

さて、一方でカズとのゲームの暮らしも続けていました。

毎晩のようにオンラインゲームに顔を出さないと、俺の女どうしたんだ?

ぐらいの勢いの人でしたから、楽しくてやってるってより強制的にって感じにもなってきていました。

 

そこで、職業訓練で困ったことになっているという話もしていました。

そのたびにほらみたことかとカズは言い出します。

 

ジャンヌは必要最低限のパートぐらいでいいから、あとはオンラインゲームしてていいよ。俺が稼いでくるから就職のために一生懸命勉強しなくたっていいよ。

絶対にそうはさせまいと私も意地になりました。

 

そしてとある日。

マサと帰りに立ち話で、授業中のフォローについてお礼を言うと、先生もジャンヌさんを目の敵にしてるよね?全然ヤンキーとかのタイプじゃないし、真面目に授業受けてるんだから、自分の教え方悪いと思ったらいいのにね(笑)

 

そんな感じで理解してくれてるようなことを言いだしました。

そうして歩きながら訓練校を出る道のりを話していると、ついつい私はこんな話をしていました。

 

高校時代からいじめられていたり、職場でも女性が多いとこなんか疎外されやすいタイプなので、こうやって助けてもらって感謝してます。

そう言うと、マサは過去の話を聞いてみたいと言い出しました。

そこで、休みの日にランチでも食べに行こうかと言うお誘いがきます。

 

は?

感謝してますとは言ったけど、既婚男性が独身女性をランチってどういうつもりなんだろう。

そう思いました。

ただ、その場でとっさにお世話になっているのにフォローしてもらえなくなったら嫌だと思った私はこう言っちゃいます。

 

そうですね~!いつもお世話になってるのでおごらせて下さいよ~!

お礼をしたいので!という定義にしちゃおうと思いました。

ランチの日、マサの提案で地元から1時間ちょっとの場所にあるデートスポットとして有名な場所に行くことになりました。

 

不倫経験から人生のロスが大きい私ですから、絶対に繰り返したくなかった。

今度こそこの男はそんな風にはならない。

そう、信じる気持ちをつのらせました。

 

現地に行きお昼を食べましたが、私は摂食障害なのでほとんど食べませんでした。

目の前で食べない人がいると気分が悪いかと事情を話すと、すごく同情してくれました。

そのせいで、おごって恩返ししたいつもりが、お金を出させてもらえませんでした・・・。

 

そのままちょっとした公園なんかもある場所だったのでお話をするために外に移動すると、私がどんな人生を歩んできたかと知りたがりました。

高校時代からいじめられていたことだとかが気になるようでした。

 

この人とは不倫関係にならないように、逆にW不倫の事まで話してしまおう。

私はそう思いました。

公園のベンチで2時間以上はおしゃべりしていたと思います。

 

奥様とお子様が待っていると思うので、今日はこれぐらいにしましょう。

そう言って別れようとしたところで、一応職業訓練のクラスも一緒なのでということで連絡先を知りたがりました。

 

ここも私は、授業中のフォローをしてもらえなくなることを恐れて教えてしまいます。

そうするとやはり帰宅後にメールがきました。

 

ジャンヌさんの人生を聞かせてもらって、心底幸せになって欲しいなと思ったので、僕が手助けしてあげたいなぁと思いました。

職業訓練の副担任の〇〇先生はどう?独身だし、僕がキューピットになろうか?

 

ゲーマーのカズと別れたいのに別れられない状況の苦痛なんかもしゃべってましたから、そんな話を持ち掛けてきました。

あー!めんどくさい!

どいつもこいつも私をほっておいてくれない。

 

腹も立ちましたが、どうしても授業中のフォローがなくなるのが怖くてやんわりと断りました。

〇〇先生はタイプじゃないですね。人の紹介はもう怖いので、やめときます。

そうは言ってもマサはいたずらに独身先生との距離を縮めようとしているのか、からかってきました。

 

授業中先生に、先生!ジャンヌさんがやり方わからないみたいです。

お?ジャンヌさん、配線見てあげましょうか。

 

すいません、ここの接続はこれでいいつもりでいるんですけど・・・うまくいってませんよね?

完全に好きな子をわざといじめるタイプっていう感じの悪い男子に見えてきました・・・。

ここでもまた私はいじめられるのかと、恐怖心を覚えた時でした。

 

放課後の掃除をして、また駐車場までマサと一緒に歩いていたりなんかすると、マサは少し車で話していかないか?

など、誘ってきます。

 

ここからはみなさんが想像できる流れになっていると思うのですが、マサがいいにくそうに私に好意を抱いていることを言ってきます。

 

不倫してきた女だと話したのに、また不倫の関係を持てと?

自分がもてることを自慢したブログじゃありません。

人生人にもてあそばれてばかりだと言うことを言いたいのです。

 

どうしてまた・・・私が悪いのか?

マサはと言うと、全くタイプではありません。

 

好きじゃありません。

見た目も嫌いでした。

だけどマサはどんどん強引になってきました。

 

帰り道の待ち伏せ。

そのまま車で話し込む。

 

自分の奥さんに虫けら扱いされていることを相談してくる。

心の弱い私は、また状況に飲み込まれていきました。

あっという間に男女関係に陥ってしまいました。

 

私の実家にも、既婚者であることを隠しガツガツと押し寄せてきました。

ゲーマーのカズとの別れが決まっていないのに二股か・・・。

 

私、終わってるな。

そんな状況でした。

 

そのころ職業訓練が終了を迎え、クラスの皆が就職を目指しているところで、私も職にありつけました。

電気系の仕事がしたくてこの学科にしたのに、向いてないとわかったのでまた普通に事務員になりました。

学校が終わればマサとは自然消滅できるかと思いきや、かえって就職先を見つけたマサが大きな態度に出てきます。

 

仕事が見つかったから「おまえを食わせてやれるぞ」というような雰囲気の態度です。

どうしようどうしようとずっと悩んでいたところでした。

そして、最低な女と化した私はこれをうまく使ってやろうと言うひらめきがありました。

 

カズに他に好きな人が出来た設定で別れを告げました。

すると、呼び出されてまるでやくざやチンピラのようにカズが暴言を吐いてきました。

 

「てめぇ、ふざけんじゃねーよ、いますぐその男連れてこいや!」

「この携帯に相手の連絡先はいってるのか?あ?こら。」

 

心臓がバクバクするほど怖かった・・・。

そしてやっぱり、この人は猫かぶってたなぁ。

それを確信しました。

 

それからほんとの少しの時間しか経過していないうちにわかったことがあります。

それは、「妊娠」です。

最悪の事態が起きました。

 

不倫の関係になったマサの子を宿していたのです。

マサは私の子が欲しいと言っていたので、こっそり子供が出来るように仕向けたのではないかと思いました。

 

不倫してる男が何を言ってやがる!

でも、虫けら扱いされて可哀想・・・。

家に居場所も与えられず、4畳の書斎で寝泊まりしているだなんて。

 

完全に私の心は混乱した感情でした。

弱った心に付け込まれているのはわかっていましたが、ほんの少し強く出る勇気が持てなかったんだと思います。

マサと話し合いをしました。

 

マサは奥さんに離婚の話を進めると言い、私を失いたくないと言います。

どこかでみた光景だな・・・男はみんなこんなもんか。

二人目の不倫と状況がかぶります。

 

マサは奥さんと話し合い、自分の実家、奥さんの実家と巻き込んで話を進めていました。

結果、別れてくることは出来ないと言う判断に。

それは、強かったはずの奥さんが土下座して別れないで欲しいと頼んできたからだそうです。

 

今まで虫けらのように扱ってきたことも、この子を許してやってほしいと、奥さんの親からも謝罪されたと聞かされました。

私はと言うと、子供を宿して、どうしても今回こそは運命が味方してくれると信じたくて、何度も何度もネットで占いをしていました。

 

どうにかして、この子を産みたい・・・。

信じたい。

どうかお願い。

今度こそ子供を産ませて欲しい。

そう願っていた私。

 

マサの発言により、私は気が狂ったように怒りました。

この時、プチっと、何か切れてしまったような感じでした。

人格が変わったように怒鳴り散らしました。

不倫相手の母親からお金が入った封書が届けられ、中絶手術をお願いされる。

Alexas_Fotos / Pixabay

手も震える程握りしめて、何か手に持っていたらそれを武器に叩くか何かしてしまいそうでした。

子供はと言うと、マサのお母さまからのお願いで、中絶手術をすることになりました。

 

というのも、マサが封筒に入れられたお金を持ってきて、

「どうかこれでお願いします。」

そう頼んできました。

手術の費用という事です。

 

私は、正直殺意が芽生える程怒りました。

泣いて泣いて泣いて同じことを繰り返している自分を責めて責めて責めて。

私には幸せな人生など待っていないと、絶望していました。

話は、ゲーマーのカズに戻します。

 

カズはやくざやチンピラのように私を脅したあと、

「別れに応じたもくそもねぇだろ!」

と、オンラインゲーム上からも排除してきました。

 

私をブロックリストにいれていたり、一緒につるんでいたいつもの仲間にも情報を流していたようで、私はオンラインゲーム上から追い出されました。

でも、少しはそれを望んでいた気がします。

カズとの関係を、自分で終わらせることが出来なかったような弱い人間だったんだから、カズの人生を振り回したんだから。

 

そう、思う一方で、

「私の人生振り回してきたのはカズだ!会社の人間にも言いふらして結婚するだなんだって囲ってきて逃げられないようにしてたくせに!」

何だか2種類の自分がいる気がしました。

 

中絶手術を終えると、2・3日ほとんど寝たきりになっていました。

そして私は仕事も辞めてしまいました。

とても続けられるような精神状態ではありませんでした。

 

そんな時、カズの紹介者の女の子が結婚することになりました。

結婚式の招待状が届いたとき、めちゃくちゃ悩みましたが正直の彼女に状況を伝えました。

そういう席に出席できるような精神状況じゃないと。

 

すると彼女はカズから何か聞いていたのでしょうか。

肩を持つようなことを言い、私を”偽善者”だと批判して責められました。

カズからも毎日のように来る誹謗中傷のメール。

 

昔の友達から偽善者呼ばわり。

一方マサに対しては、私の怒りはおさまらず攻め続けました。

するとマサは、私たちのことを友達に相談した結果をメールに書いてきました。

 

ジャンヌは「メンヘラ」だから病院行った方がいいですよと、言うのです。

意味としては、心に何かしらの問題を抱えている人という大きな意味合いのようです。

メンヘラの人はこういう感じの人だとのこと。

 

  • 孤独さを感じやすい
  • 人との関わりを求めるあまりに、家族や友人、恋人などに依存する
  • メンタルクリニックなどに通院し、治療を受けている場合もある
  • 依存している相手にメールを大量に送る
  • 電話を頻繁にかける
  • ヒステリックに怒る

 

メンタルクリニックに通っていることは事実ですが、精神不安定を産んだ原因はマサにあって、これが原因で別れたいだなんてなんて都合のいい男だと憎くなりました。

別れたいと言われる前に、もう修復不能な関係です。

私は周りからの攻撃に耐え切れず、メールはブロック設定にしてとにかく街に出歩かないよう家に引きこもりました。

 

いつ何時カズがこの辺をうろうろしていても不思議ないですから・・・。

それがきっかけで、私は古い友達も失いました。

身から出た錆。

そういうのなら私は自分を責めて反省します。

 

でも、だからって私のような人間でも、心臓がドクドク動いてる。

死んだら償いになるの?

どうしたらみんな、私を責めることをやめてくれるの?

 

私はまたひとりぼっちになりました。

でも、それだけのことをしたのだから、死んだように生きるしかありませんでした。

 

両親のために。

32歳。

22歳で結婚し、25歳で離婚と不倫とうつ病。

 

27歳で実家に戻ってからもまた、幸薄い人生を歩み出したのは、私の心が弱いから。

そう、思い自分を責めることしか出来ない人生を歩んでいました。

出逢った男は「借金踏み倒し男!」はたまた不倫の罪を背負うようにして恋愛さえもダメ男ばかりに当たる。

geralt / Pixabay

全てを失いましたが、生活があるため仕事はまた就かなければなりません。

そこで、自宅から近い場所でパソコンでデータ入力をする仕事にありつくことができました。

 

ちょうどその頃、スマートフォンが普及していてついに私もIphoneを持つことになりました。

ツイッター?フェイスブック?

ネット上での人とのつながりにとても興味がある私にとっては、このアプリを試さぬわけもなく・・・。

 

よくわからずツイッターを使っていて、とりあえず地元の友達と知り合えたらいいなぁなんて雰囲気のプロフィにしていたらメッセージがきました。

当時は住所の市町村の市の部分なんかも馬鹿正直に入れていましたから、同じ街に住んでいるとわかった人からのものでした。

 

人との関りを一体断ち切った私は、内心寂しさが出ていた頃です。

今ではDMなんて速攻削除するのに、この時は何だかワクワクしてメッセージを返していました。

 

すると、相手は2歳年下の独身男性で、仕事で出稼ぎに出ていたところを数年ぶりに実家に戻ってきたという私と同じような状況の人でした。

すぐに私は彼を意識しはじめて、会ってみることにも積極的でした。

 

知り合って間もなく、近所のカラオケ店で会ってみると、顔を見た時の絶望と言ったら・・・(;’∀’)

正直、そんじょそこらで見かけるふくよかな方よりも全然けた外れにおデブさんでとてもとても、痩せたらイケメンというお顔でもなく私としては100%タイプではありませんでした。

 

一方で相手はというと、もうもう見てわかります。

目がハートマークになっている(⋈◍>◡<◍)。✧♡w

いや~、参ったなぁ。性格重視だとは言え、あまりになぁ。

容姿もある程度タイプじゃないと。

 

と言うことで帰宅後メッセージが来て告られるのは想像ついていたのですが、やはり(笑)

丁重にお断りをして、”お友達として”ということでお返ししましたが、そうもいかず随分強引な押しがはじまりました。

LINE電話をしてきて、1時間、2時間とクドクド(;´∀`)

最初は嫌いでもいいから、付き合って見ていいか悪いか評価して欲しい。

 

でたー!よくある口説き文句!

というところでしたがお断り。

 

だけどだけどだけど毎日のようにLINE電話!

いやー、ブロックしちゃおうかなと考えましたがどうも口がうまい人で折れてしまいました。

 

お試しでいいって本人も言ってるし、いいか。

そこで交際スタート!

ここでこの男性の呼び名を、”おデブ”としますね。

 

さあて、久しぶりの完全シングル男性でなんのしがらみもない!

これはとにかく精神衛生上とっても良いことでした。

ところが悲劇はあっと言う間に訪れます。

 

毎日のようにLINE通話。

毎日のように2時間、3時間と色んな話をして、休みが合う日にはお互い実家暮らしのために実家カップルならではの居心地のいい隠れ家を探すとそこが定番のデートスポット。

正直これはもう嫌で嫌で、見た目も顔もタイプじゃないし好きから始まっていない男女関係というのは苦痛でしたが、許す私が一番悪いです。はい(´・ω・`)。

 

こいつ嫌だ、嫌いだ・・・。

そう思い始めたのは早かったです。

ただ、お別れしようという話までは出来ずにいて、毎週会うのが当たり前になっていました。

そんな時、ひょんなことから発覚したこと。最悪なこと。

 

借金踏み倒し男だった!

ということです。

ひょんなことがきっかけで、将来について話した時です。

家のローンの審査のことや、車のローンのこと。

 

そしてそれらについてどう思っているか?

私は彼が好きじゃなかったけど、すごく愛されていると思ったので、将来どう考えているか気になって聞いてみたのです。

 

すると、衝撃の事実!

出稼ぎでこの街を離れていた理由がそれでした。

 

地元で就職し、働いていたのだけど、車のローンの支払いがままならなくなったり、風俗やデリヘルを利用するために借り入れていたことが原因だと白状しました。

ただ、内容をちゃんと理解している人は自分には支払い義務がないとわかってくれる話だから、自分の父親なんかは払う必要がないと俺を逃げさせてくれたとの主張。

 

・・・・・はい?(・・?

 

世の中、俺に払う義務がないって言うのを俺が決めていい話なんてありません。(苦笑)

貴方が借りたからあなたに督促がいくんでしょう?違う?

 

その通り!ですよね(笑)

そこで私は将来ローンが組めないような社会の信用性がない人はお断りであることを伝えると、更生すると言うんです。

 

これから就職してガンガン稼いで、踏み倒した借金返済していく!親父が法律関係の事務所で働いているから弁護士もちゃんとつけて必ずケリつけるから、今まで通り付き合っていて欲しい。

 

いやいや、無理~!私無理!

それからはかなりしつこく引き止められました。

別れに応じないんです。

わかってはいたので私は最後の作戦に出ました。

 

  • LINEの既読はわざと何時間もつけないよう見ない。
  • 電話が来ていても寝る前に気づいたと嘘をつく。
  • 親が体調を崩しているから家のことで忙しくなった。

 

そうこうして交わし続け、このままではこれまでの人生のように相手のペースに飲み込まれてしまう!

という状況から抜け出すための作戦をさらに練っているところでした。

 

我が妹):無視できるほどの相手なんて絶対好きじゃないわ~(笑)

別れなさいよ。

ダメ男との関係を断ち切るため、婚活パーティーに参加!誰かと出逢っちゃえ!作戦。

ANURAG1112 / Pixabay

そこで思い切った行動にでます。

なんとこの私が、

 

婚活パーティーに出席するためにサイトを見つけて会員登録しました!

出席する会も確定!

 

ガンガン行動して今度こそこういう男との悪縁は断ち切ってやる!

めちゃくちゃ精神的に疲れましたし、うつ病の人が行動にうつして当日ドタキャンしないというのもなかなか難しい話なのですが、頑張りました。

 

参加してみてビックリ!

まず、思ったよりガチガチに考えなくても、プロのMCがちゃんと場の空気を良くしてくれます♪

なので案外普通にその場にいることが出来たように思いました。

 

ただ、結婚を前提にお付き合いが出来る男性ばかりいるわけですから、絶対に不倫にはならないという安心感があって、心も結構オープンだったはずなのに誰一人としてタイプがいない・・・(´・ω・`)

 

まあ、しいて言えばあの人かなぁという人の番号を書いて、カップル成立ならずで帰ってやろうと思ったのですが、ここでハプニング!

なんと私は番号を間違えて書いてしまい、カップル成立になっちゃいました(´;ω;`)ウッ…

 

今日はなんと1組のカップル誕生です!

おめでとうございま~す!

 

どうしよう、どうしようぐるぐる・・・。

どうしようもなくて、そのままご挨拶。

いや~よかったぁ。嬉しいです!よろしくお願いします!

 

あ~(;´∀`)宜しくお願いします。

それから、カップル成立した二人はお茶行くなりなんなり自由なのですが、とりあえずお茶。

どのタイミングで間違えたことを言おうか冷や汗が出ています。(;´∀`)

ファーストフード店に入ってお話をすると、相手の方はこんな方。

 

  • 職業:神主
  • 年齢:9歳ぐらい上?
  • 結婚歴なし

 

ありゃぁ・・・、職業が神主さん!

そんな人と出会ったのは初めてでした。

 

お話を少し聞くと、職業柄なかなかお嫁が見つからないと。

自分の仕事にお付き合い頂くような形になるため、結婚したらお仕事されている女性は辞めてもらって家業を手伝ってもらう感じになってしまうので、そこを嫌がる人もいたと。

 

さて、私はと言うと結局冷や汗をかきながらも言い出せずその日連絡先を交換してお別れして、お付き合いについてお返事をすると伝えました。

早い方がいいと思い、翌日になってこんな感じのメッセージを送りました。

 

昨日はありがとうございました。

二人でお茶させて頂いてお話してみてとても優しいイメージの方だと思いましたが、正直、結婚を前提としたお付き合いをする方となると私のイメージとは違う感じが致しました。

これから良き人と出会われることを、心よりお祈りしております。

 

このような文章で回避し、相手の方からも了承いただきました。

ふぅ・・・とりあえずよかったぁ。

 

話ははてさて、おデブに戻ります。

ある日また、「会いたい」と言うメッセージが来ていたのでトドメを刺しに行きました。

 

婚活パーティーで知り合った男性とお付き合いすることになった。

私は、未来のあるちゃんとした男性と結婚したいから、今すぐ借金どうにか出来ない人と一緒にいるつもりありません。

今回知り合った彼にもこの関係見つかるわけにいかないから、悪いけど、さようならさせて。

おデブからの返事は、さすがに飲み込むしかないような感じの返答でした。

 

・・・嘘はついちゃったけど、ついに、終わった!やったー!

4回目の不倫が最後。妻子ある派遣先の上司で、不倫と言う定義にあてはめないで関係を持とうとするズルい人に苦戦。

Free-Photos / Pixabay

これと同時に、仕事も辞めてしまいました。

と言うのも、パワハラチックな上司が嫌で嫌でアルバイトだし我慢する必要ない!と、あっさり辞めてしまっていたのです。

この頃は色んなことに忍耐力がなかったです、ほんと・・・。

 

そこで、実家にいることをいいことに派遣でぷらぷらと短期的な仕事をしてリフレッシュと言うか、自分探しをしてみようと思いました。

見つけたのが3か月ほどの予定の短い派遣の仕事で、男社会の力仕事。

人手不足の世の中で、女性も参入すべきだという発想からはじめてその職場に派遣で女性スタッフを迎え入れることになったと言う職場でした。

 

すっかり女同士の人間関係に疲れていましたので、すぐに行くことを決意。

「男がいっぱいいてちやほやされそうで」とかそんな気持ちは全然ありませんでした。

 

だって、34歳のいい歳の女ですもの。

そんなことどうだって良かったのです。

 

仕事はと言うとすごくハードで、次の日の朝は手足がパンパンになって起き上がれないし手を握ることすらできないようなむくみ具合。

正直周りの男性は見ていて辛いそうなんです。

だけど、契約終了って言われるまでは頑張ろうと思っていました。

 

そんな会話を交わす相手は現場の主任。

年齢は4歳上で既婚者、二人の子供がいる人でした。

 

最初はこの人すごくつんけんしてて怖いって思ってたけど、次第に「何だか可哀想に見えるけど大丈夫?」と、よくかけてくるようになります。

その主任とは、現場で二人で仕事をすることもあったりして、プライベートの事や私がなぜこんな仕事についているのかを話しました。

最初は怖い人って思ったけど、すごく私に興味があるのか色々な深い話もするようになって、連絡先も交換するようになると、私の中ではいい上司だしいい友達にさえなれそうな人でした。

 

「男女の友情ってある方だと思う?」って言う話から、「ジャンヌには極端に友達がいないようだから俺は相談相手でもいいし友達だと思ってくれてもいいし」と言う流れで、本当に色んなことを話すようになりました。

人としてもすごく尊敬しはじめて、よくよく見たら顔もカッコいい!

なんて良い友達に出会えたのだろうと私はワクワクしました。

 

そしていつかの夜の日。

上司から連絡が来て、「暇してるならちょっと付き合わない?」と。

仕事が終わった夜に私が自宅へ戻ると、残業をして終わったあたりの上司がそのまま車で迎えにきて、夜ちょっと遊びに出るようになりました。

 

”これって奥さんに絶対悪いことでしょ?”

 

そう思うので上司に聞いてみると、「かみさん、夜のバイト行ってるから子供たちも親に預けてる日だし、俺はいつも通り夜用事に出かけてるついでにジャンヌが暇そうなんで誘ってるだけ。なんか問題ある?」

そんなようなことを言いました。

 

友達なんだから暇な時会うってのが普通にありな事だし、何やら子供のために何か買いに行くのを付き合ったり、かみさんがバイト終わったら迎えに行くからそれまでの時間二人で喋ってて、こっちとしては暇に付き合わされてるだけって感じだし別にいいのかな・・・。

 

そんなことを思っていた私でした。

スマホに連絡が入って、暇?って呼び出されて家を出るっていう友達がいる感じが何だかすごく嬉しくて、上司に対して気持ちを素直に伝えていました。

 

「話を聞いてくれる友達が出来て嬉しい。」

 

あなたは顔もカッコいいし、話をしていても合うし。

恋人として出会えてたら告白してたかもね!」

私は結婚していたこともあるからわかってるつもりなんだけど、ご縁だよ。

ご縁がない人とは先に出会えないの。だからわかってる。私たちは友達!」

今思うとなんてことを私は言葉に出していたんだろうと思います。

 

男を勘違いさせる言葉だったのでしょうね。

 

でも、私にとって、私のために時間を使ってくれる人の存在が嬉しくってたまらなくて、勘違いしてたし調子に乗っていたんだと思います。

だけどある日の夜、車の中で二人きりでいると上司はこんなことを言い出しました。

 

「俺の事好きなんでしょ?大好き?」

 

って聞くんです。

「うん、大好きだよ。どうして?」

 

そう言うと、こう言いました。

「だったら、少しだけ付き合ってあげていいよ。抱きしめてあげるかい?」と。

 

私は一瞬、

「こいつもか。がっかりだな。」

っていう気持ちがわいたと同時に、一気に気持ちが抑えられなくなってしまいました。

どんな気持ちなのか自分でもわかりませんでした。

 

寂しかった?

好きなタイプだからヤッターー!とでも思った?

いや・・・なんなんだろう。

 

そんな関係の日々が数か月続き、これは絶対に良くないって言う話を上司にすると、

「友達としてこれからも俺は相談に乗るし、見守ってあげたいと思ってる」と。

そんな言葉を私はいいように「不倫」と言う定義にあてはめずに、関係をつづけたのです。

 

友達が欲しかった。

私は一人じゃないと思いたかった。

私に興味がある人が現れたことが嬉しかった。

この人の興味をひいていられるのなら、女である自分を利用していれば興味を絶やさずにいてくれるんだ。

 

そうすれば、友達でいてくれるんだ・・・。

そんな寂しい人間の思う事、寂しい人間の気持ちに手を差し伸べてくれて、「不倫」じゃない「友達」だと自分たちのしていることを肯定しはじめました。

するといつまでも終わらないのです。

 

私はわかっていました。

過去の経験上、不倫は終わらせないと終わらないのです。

寂しい人は、孤独になるのが怖いので、離れたくないんです。

相手の興味を引くためなら、その関係に付き合ってしまう・・・。

 

どうか私を、一人にしないで。

そんな気持ちが働くと、不倫がはじまり終わりがなくなってしまうことは、よくわかっていたのです。

 

自分のためになんかならない。

相手のためにしかならない。

自分は孤独に戻るだけだけど、相手は何事もなかったかのように幸せな”家庭”に戻ればいいだけなんだから、怖くないんだ。

利用されているんだ。

 

でも、自分だって寂しいから相手を利用して傍にいさせたでしょ?

だけど、その後上司との関係は終わります。

 

それは、その派遣先の契約が終了して、次の派遣先に行くことになったことがきっかけです。

この人のことを本当に思うなら、友達として最高だと一瞬でも思えるような人間だったのなら、この人の家庭を壊しちゃいけない。

私の寂しさは、我慢しよう。

孤独に戻ってしまうことを恐れちゃダメ。

終わりにしよう。

 

私も利用しているし、上司も私を利用しているんだから。

私は寂しさから救い出してくれた上司をそばにいさせるため、女性であることを利用しているし、上司は男としての本能で女性に興味があるだけ。

心や精神がつながった関係ではない。

 

そうわかっていました。

そしてその後、上司との関係は終わります。

それは、女性がやるにはかなりの重労働というその派遣先の契約が終了して、次の派遣先に行くことになったことがきっかけです。

私は新しい派遣先に行くようになってから、元上司にまたいつもの呼び出しをされました。

 

今日こそちゃんと話そう。

そしてまた秘密の密会のため、私たちの隠れ家に向かいます。

彼はいつものように、私を抱きしめ安心すると言って甘えてきます。

だけど私はこんなようなことを言いました。

 

「こういう関係は終わりにしないと、お互いのためにならないのはわかっているでしょ?自分は奥さんも子供もいて、守らなきゃいけない家庭がある。

幸せを築くのは長くかかるけど、崩壊は一瞬なんだよ?

私は、これから未来のある人と出会わなきゃいけない。

幸せになって欲しいと思うのなら、さようならしなきゃいけない。」

 

そう言うと、元上司は了承してくれました。

自分からそういうことを言い出すってことは、強くなったんだってことだからいいことだと思うとなんだか前向きなとらえ方をしていました。

ただ、引き続き友達として見守ることはしていきたいとのことでした。

 

私は自分でそんなことを言っておきながら、涙で息がハカハカ言うぐらい泣きじゃくってました。

なぜかって。

友達として関係を継続するなんて虫のいいこと、できるわけないでしょ。

 

さようなら、友達。

 

そして、結局は今日もこうやって私を利用してしまったんだね、あなたは・・・。

孤独に戻る恐怖心からも、目がはれるほど泣きじゃくったのを覚えています。

大切だと思えた人の幸せは壊せない。

だけど、私は孤独な世界にまた戻らなきゃいけない。

 

寂しい。

怖い。

だけど、ジャンヌ。

自分があとで辛いのがいっちばんわかってるんだろ?

さようならしようね。

自分に言い聞かせました。



のちに再婚相手となる人と付き合うようになり最後の不倫が終わるのですが、最後の最後までダメ男をつかまされる。

RobinHiggins / Pixabay

そしてその後の私ですが、また不倫を繰り返すことはなくついに最後となりました。

実は、相変わらず次をしっかり確保しつつの行動になっている私。(苦笑)

 

元上司とお別れをしつつ、新しい派遣先で急接近していた男性との将来にかけてみたのです。

つまり、元上司と別れても次の見込みがある!ただ・・・6歳も年下だから私としては年上のお姉さんとして色々相談に乗ってあげる友達って設定でも十分OKだなぁ。

と言う判断から、大胆にも自分で思い切って不倫を終わらせることができたんです。

 

やはりここは人に依存しやすく独りぼっちを避けるタイプの私は、何もなくお別れする決意は出来ませんでした。

だから、新しい派遣先で私を気にしてくれる男性が現れてから不倫を終わらせたのです。

 

今の主人となる男性は、派遣先のオフィスに隣接する倉庫で働くグループ会社の人でした。

私は事務員として事務所にいるためほとんど倉庫に行くことはありませんでしたが、時折用事が発生すると倉庫に行く必要があって、少しずつ話すようになった男性でした。

事務員が行くと、

 

「どうしました?何か探しもの?」

「この商品の在庫について問い合わせがあったので見にきました。」

「それならこっちだよ!」

「ところで新しく入った派遣さんなんだって?」

「今度みんなで交流会的にご飯いかない?」

 

そんなふうに新しく入った私を、みんなになじみやすいようにと気を遣ってくれたのが今の主人でした。

元上司との不倫を終わらせ、もう元に戻らないぞ!という決意の私は、積極的に食事に参加しました。

本当にみんなで!っていうところで、集まれる6名が集まってファミレスへ。

 

みんなで食事をして、これからのあいさつ代わりにさせてもらいました。

 

派遣会社〇〇からきました。これからよろしくお願いします。

それからと言うもの、倉庫に用事があるときにはすっかり今の夫を頼りにするようになりました。

そして次第に連絡先を交換し合い、今の夫が住む社宅へお邪魔するようになります。

色んな話をして、私の波乱な人生についても触れて、どんな人物かをしっかりアピール。

 

  • バツイチ。
  • 不倫を繰り返してきた人間。
  • うつ病とそれに伴う摂食障害で食事はまともに摂れない上、薬が手放せないこと。
  • リスカの傷がケロイド状に残っている。

 

だけどあっさり、今の夫は私に告白をしてきました。

 

俺の根性焼きもリスカの痕も同じようなもんだよ。

付き合ってもらえませんか?

 

年上だけどいいの?

少し一緒にいてみて思ったのが、年下の弟タイプだったのであまりピンとこなかったのですが、とりあえず付き合ってみることにしました。

なんてたって、「俺の根性焼きと同じ」ってニコっとしながら気にしないことを伝えてくれたことに感動しました。

タイプの顔じゃないしタイプの雰囲気でもないけど、素敵だな~って思ったんです。

 

そんな状況の中で、元上司からこんな連絡がきます。

 

最近どうだ?新しい派遣先でうまくやってるか?

知り合った人がいるって?その兄ちゃんほんとに大丈夫なのか?

 

嫌な上司がいるけど何とかうまくやってる。急接近してきたお兄ちゃんとはうまくいくかわからないけど、真面目そうだよ!?

 

私のことを心配しているように連絡してきつつ、あわよくば私の心が揺らぐことを狙っているに違いないと思い、ここで元上司が憎くなってきます。

 

運よく私の心が揺らいだところで美味しい思いだけしようという魂胆なのか?と。

 

この辺で私は完全に不倫をする男性に対して不信感を抱くようになっています。

もちろん一瞬そうは思っても、傍にいてくれたことを思い出し、優しいことや頼りになることがわかっているともたれかかってしまいそうになる気持ちも溢れてきます。

 

だけどもう、戻らない。

明るい未来などない不倫の関係なんかには。

 

そう、心に決めながら元上司から連絡にも応対していました。

ここらへんで私が少し強くなってきていることに気が付かれたと思います。

 

また戻れば、同じ不倫を繰り返します。

一時のやすらぎ、一時の安心感は絶大なものです。

だけど、その関係に一生はない。

 

そう、頭ではわかっていても行動が伴わない私から、行動も伴うようになってきています。

少しずつ、強くなってきています。

だけど11年か・・・って、今は思います。

 

この無駄にした11年があれば、私はどれだけのことが出来ただろうかと。

自分がした過ちですし、自分で一番悔いています。

今の夫との交際がスタートすると、元上司とは距離をとり始めます。

 

彼に嫉妬されるから距離をおかなきゃ。

彼氏とうまくやってるのか?大丈夫なのか?寂しくない?

彼の社宅に住み着いてるから同棲状態だよ。

 

ちょいちょい私にそっちで大丈夫なのか?寂しいなら俺がいるぞー!っていうアピールに聞こえる発言をメッセージで送ってくる元上司を交わしながら、私は今の夫とどんどん将来について話すようになりました。

その中で、今の夫の母親がシングルマザーでよく我が息子のお金を勝手に盗るなんて話も聞かされていたり、いまだに仕送り的なものをあげているという話を聞いていたのでかなり情が入ってきていました。

 

この人ずっと、母親のために人生送ってきたのかな。

この人を幸せにしてあげたいな。

 

そんな感情が芽生えて、すっかり愛情と言うか”情”が入っていました。

だけど、幸せは長く続きませんでした。

とある日、私の方が早く仕事が終わったので社宅に戻ると電気がつきません。

 

ん?(。´・ω・)ん?

 

まだ職場にいた今の夫にメールを送り、私は実家に戻ることにしました。

なぜか電気がつかないよ。電気代ちゃんと払ってる?

払ったはずだけど帰ったら確認してみる。

 

ついでに、いつも今の夫が郵便物は見ないでと言っていたのが気になってみてしまいました。

なぜ見ないでって言うかって、見られちゃこまる書類やなんかが来るからでしょう?

と、目についたのが「債権回収会社」の名前。

 

たまたま職業柄、弁護士事務所とのやり取りだったり債権回収会社とのやり取りだったりをしたことがある私は、一目でわかりました。

 

まさかこの人も借金踏み倒し男!?

 

こんな状況なら電気代を払っていない可能性が高い。

そう考え、勝手にみたことは伏せて実家に戻っていると、仕事が終わった彼は家が真っ暗過ぎて今日は原因がわからないから明日電力会社に連絡してみると。

それより、私がいないことが寂しいと言うので、仕方なく実家でシャワーを済ませてまた彼の社宅に戻りました。

 

でも心では、

また騙された・・・。

 

そりゃそうだよなぁ、6つも年上の女相手に、こんな若者がフリーで付き合いたいなんてなんか事情があるに違いないと思ってたんだよ・・・。

 

そう思う心と、ずっとシングルマザーのお母さんのために自分の暮らしはままならない状態だったというのが重なって、心が複雑になってしまいます。

 

この人にまで騙されたと思いたくない。

信じてみたい。

きっと何か事情があって、私にこれを話せないはず。

 

愛情が芽生えている頃の私は、こんなふうに相手をかばうような思考を持っています。

なので、これにより別れるという思考より、自分の心を守るためにも信じたい方に偏って考えていました。

 

わかりますか?

自分が騙されているだとか考えたくなくて、この人ともダメだったってことにしたくなくて、信じてみようとする気持ち・・・。

正直に言えないんです。

ハッキリ聞けばいいのに、借金があるかないかは大事な事だから知りたいのに、でもちゃんと全貌を知るためには相手と戦わなきゃいけない。

時間費やして話しあったり、別れるリスクをおかしながらぶっちゃけたところの話を聞かなきゃならない。

それが怖い。

どうちらかと言えば、私が考える結末は借金がある男で、つまりは「ダメな人間」と言う方向に行きそうだから、真実を確認するのが怖い。

 

そんな気持ち、わかりますか?

・・・でもこれって駄目女の典型のように思います。

 

もしかしたら、別れなきゃいけない話になるのが怖くて、真実を掘り返すことを後回しにしようとしているんです。

そういう気持ちが働いていると、今になって思えば思うんです。

 

だって別れたら、寂しいじゃない?

借金問題さえなければ幸せに一緒にいたよ?

ダメかな?

また元上司にところに戻って、「やっぱりうまくいかなかったよ~」って抱き着けばいいの?

そんなの相手の思う壺じゃない。

やっぱり駄目だよ。

この人と真剣に向き合って、借金の真実を確認しなきゃ。

 

何か思うことはあっても、それに触れず私たちは日常に戻りました。

電気代はどうやら飛び越して払っていて、ひと月分抜けていたからだということですぐに復活。

 

他にも払っていない公共料金はないの?と、わざと聞きました。

というのも、色々払っていないお金があるんじゃないの?っていうさぐりです。

 

すると郵便受けにたっぷり入った郵便物をあけはじめ、ちょっとこれは見ないで欲しいなんて意味不明な事を言うので黙ってまっていたら、水道料金もどうやら払っていない月が数か月分あると。

 

口座振替にしてないからこんなことになるんだ!

と、言ってみたももの、私に隠れてどうやら給料日になると給料全額引き出してとりあえずパチンコにいっているようでしたから、口座振替なんてしませんよね(苦笑)。

 

相手の嫌なところも見えながらも、そこを深く掘り返すとこの人と別れなきゃいけない気がする。

そう思った私は、そのまま半年ほど当たらず触らずで幸せそうに暮らしていました。

 

そんなころ私たちは、結婚についても考え始めていて、いつになったら借金について話してくれるのだろうと不安に思っていました。

でも結局、彼は話すことなく・・・。

 

社宅だったので二人のための新居に引っ越した時、いい加減そこで「債権回収会社」からの郵便物をまた目にした時に彼を問いただしました。

入籍の予定もしていて、こんなことで喧嘩してダメになるもの怖かったけど、引っ越し先にだって借金の取り立てはくるんですから、はっきり聞かなきゃ!と、仕事から戻ってきた彼と話すこと発覚したのが「名義貸し」で出来た借金だという事。

本当か嘘かはわかりませんが、もうこの問題を解決するしかありませんでした。

 

弁護士事務所に連れて行くとどうやら複数の借金があったようで、それも10年ほどほったらかしにされていたそうです。

つまり私と知り合った時には10年近くは借金の督促やらなにやらから逃げ続けたというか、無視し続けていたようでした。

弁護士事務所の司法書士の方に、これから結婚を考えているので全てきちんとしたいと話してきました。

 

発覚した借金ですでに時効しているものもありましたが、支払う必要があるものは支払いのための分割の約束の書類を交わしました。

それから私たちは、予定通り入籍して、私は二回目の結婚をしました。

 

が、借金を返すまでは子供のことは考えられないと言う暮らしを余儀なくされます。

借金のことではまず、黙って隠し通せると思っているのか話してくれなかったことでめちゃくちゃ喧嘩しました。

 

だってはっきり言えば、私を騙すような真似してますもの。

このまま私と結婚の方向に向かうまで黙っていればあとにひけなくなる状態を作ればって言う感じにわざともってったでしょ?

 

そう思いました。

でも、このめんどくさい人と完全に別れてしまえば楽だったのにそれを選ばなかった私は、寂しくて結局またどこかで不倫をするのを食い止めるためかのように、今の旦那のもとで我慢したんです。

 

これ以上の出会いはない可能性も高い。

せめてこの人が正真正銘の独身であるだけマシだと思って、私には苦労しか待っていないけど我慢。

次出会う人がもしかしたらまた妻子持ちかも知れないし、また借金男かも知れないし、もういいや・・・34歳、落ち着きたい。

下手に動き回るのももう怖い。

 

そんなあきらめの気持ちが大きかったと思います。

 

そして弁護士事務所との約束で支払っている借金はあと1年払えば完済というところで、私が妊娠していることがわかりました。

タイミングがちょっと早いぞ~と、思いながらも私たち夫婦の問題です。

 

子供はお金がなくても産もうと約束していた通り、産ませてくれました。

念願のわが子。

やっと幸せな人生だと思いたいところですが、不倫を繰り返してきた私の人生に不幸は続きます。

 

旦那の給料では全く食べていけず、貯金は使い果たし、0歳の子供を保育園に預け私はボロボロになりながら働き子育てをしました。

債務整理をした旦那の名義では車のローンも組めません。

クレジットカードも作れません。

自分名義の携帯も契約できません。

全て私名義で私が背負っています。

 

 

普通の幸せが欲しい。

ずっとそう願ってきましたが、今もまだ普通の幸せは手にしていません。

あれもこれも不倫を繰り返してきた私の人生そのものに罰ゲームが課せられてるのだろうかと思う程です。

 

ちらっとニュースか何かで見たことがあります。

クレジットカード保有率って、8割ちょっとあるんですって。

 

つまり、残りの2割ぐらいにうちの旦那みたいなブラックの人だったり、持ちたくないから持たないだけの人だったり・・・ってことだと思うんです。

たったその一つかみを私はつかまされたんだと思うと、不運だと思っています。

 

もちろん我が子はいとおしく可愛いです。

我が子が持てたのは主人がいたからですが、せめてお金という社会に対する信用問題に関わるところは、もっと普通の人と知り合いたかった・・・。

 

今もまだ、あとで発覚した残りの借金の返済に追われる我が家です。

あれもこれも、不倫という人生を送ってきてしまい、30歳半ばを超えてきて選択肢がなくなってしまったせいだと考えています。

不倫の代償は、大きかったです。

人生そのもののような気がするほどです。

未だにリストカットの傷跡のせいで接客業は厳しい、うつ病を患い弱った精神では社会に出る力すら弱弱しくて自分でも情けないぐらいです。

不倫がきっかけで私の人生、どうにかなってしまったんだなぁと思います。

 

最後の不倫が終わったのが34歳です。

気づけば周りじゃ結婚していたり、子供がいて幸せそうな家庭です。

街で見かける同級生は、子供を自転車に乗せてお買い物。

私にはそんな当たり前もなく、これからすべてはじめなければならないむなしさしか残りませんでした。

 

ここでの表示文字数54202文字です。(;’∀’)

私のしょうもない人生の失敗談を最後までお読みいただき、ありがとうございました!

このお話で少しでも役に立つことがあることを祈って、執筆させていただきました。

 

 

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